東京アカデミー立川教室
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー立川校の教員採用試験担当です。
11日のブログでは、専門教養試験の勉強法についてお話しをさせていただきました。
本日も引き続き、専門教養試験についての内容です。
今回は、東京都の中高国語の試験について、過去5年間の出題傾向をお話しさせていただきます。
中高国語の試験は、下記についての問題で構成されています。
・現代文(評論・小説)
・古文
・漢文
・学習指導要領、指導法
・現代文
現代文は、評論と小説からの出題となります。
評論は、哲学・文化に関して書かれているものが問題として取り上げられることが多いです。
新しい評論の出題が多く、3~10年以内に発行されたものが出題されています。
小説は、近代文学の作品が頻出となります。
・古文
中古・中世文学が出題されています。
内容の読解だけでなく、助動詞などの文法や敬語についても2017年、2019年、2020年に出題されています。
・漢文
読解の問題が中心となります。
読解以外では、書き下し文と返り点について問う問題が毎年必ず1問出題されています。
・学習指導要領、指導法
まず、学習指導要領については、2017~2020年夏試験では中学・高校学習指導要領から1問ずつ出題されています。
中学校では、「各学年の内容及び目標」または「指導計画の作成と内容の取り扱い」のどちらかに関する問題となっています。
高校は、学習指導要領改訂後の2019年、2020年夏試験ではどちらも「現代の国語」の「内容」について出題されました。
なお、2016年夏試験においては、中学学習指導要領の「指導計画の作成と内容の取り扱い」について1問、中学学習指導要領の「各学年の内容及び目標」と高校学習指導要領の内容に関する問題が1問の計2問の出題となりました。
次に、指導法については、現代文の評論・小説、古文の分野で出題された文章を題材とし、生徒が発言した内容に関する指導法が問われます。
評論・小説・古文の題材に関する問題が1問ずつ出され、計3問の出題です。
この指導法の問題は、他問題よりも配点が高いため要注意の重要分野になります。
国語の試験対策については、どの自治体でも共通することになりますが、出題される文章を早く正確に読むことが求められます。
出題される題材の文章量も多く、問題文の選択肢も一定の文量があります。
また、題材の文章や選択肢の内容を正確に理解できていなければ、正しい選択肢を見つけることができなくなるため、内容を正確に捉える力も必要です。
特に東京都は、読解問題が出題の多くを占めますので、読解力の高低が点数に大きく影響します。
読解についての過去問題に取り組むだけでなく、日ごろから様々な文章を読んでおくことも大切な対策となります。東京都で出題されてきた題材の傾向に沿ったものを探し、読む習慣をつけておくことがおすすめです!
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