東京アカデミー大宮校
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みなさん、こんにちは!
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー大宮校の教員採用試験担当です。
だんだん暑さも和らぎ、風も秋の風に変わりつつありますが、いかがお過ごしですか?
私は、夏らしいことをしないまま今年の夏は終わりを迎えることになりそうです。
来年の夏は今年の分もたくさん夏が楽しめることを願って!
さて、本日も引き続き、専門試験についての内容です。
教員採用試験において、教職教養は一般教養と同様、しっかり勉強しなければならないのが専門試験。
特に専門試験は、基礎的知識から、専門性を問われる内容のものが出題されるため、あらゆる分野の知識を持って臨まなければなりません。
今回は、神奈川エリアの「特別支援学校」の試験についてお話させていただきます。
神奈川エリアの「特別支援学校」の試験は、東京都のように教科に関する問題と特別支援教育の専門に関する問題といった出題ではなく、
「特別支援学校」のみの学習指導要領や専門的知識を問う問題が出題されます。
過去3年分をみてみると・・・
・病理に関する問題
・教育課程・学習指導要領
・検査法
・特別支援教育の制度(教育支援資料)
といった分野から多く出題されています。
【病理に関する問題】
聴覚器官の断面図から、部位を選択する問題や、聴覚の検査に関する問題、その他にもダウン症候群やADHDについてなどが出題されています。
【教育課程・学習指導要領】
特別支援学校(幼稚部・小学部・中学部・高等部)学習指導要領や特別支援学校学習指導要領解説からの出題は、毎年3~5問ほど出題されており、
今夏(2020年夏受験)に関しては、50問中13問と約25%がこの分野からの出題となりました。
【検査法】
知能検査に関する様々な方法の穴埋め問題・正誤問題が毎年3~4問出題されており、今夏は4問(田中ビネー知能検査Ⅴ、日本版KABC-Ⅱ 等)出題されました。
【特別支援教育の制度(教育支援資料)】
この分野では、学校教育法からの出題もありますが、教育支援資料(文部科学省 平成25年10月)からの出題が非常に多く、今夏に関しても6問出題されました。
教育支援資料の中から満遍なく出題されていることもあり、しっかり読み込むことが大切です。
その他にも、手話や点字に関する問題も毎年出題されています。
神奈川エリアの特別支援学校の専門試験は、60分で46~49問(問題数は変動します)の出題となるため、瞬時に的確に読み取る力も必要となります。
また、問題数が多い分、各問題の配点が2点のものが約8割を占めることから、点数を獲得するためには、ウエイトの高い分野をしっかりと正答し、点数に結び付けていくことが必要です。
過去問題から出題傾向を把握することも大切ですが、今後教員となり働く際に必要な分野からの出題が多いので、しっかりと幅広く勉強することが大切だと思います!
日頃からの積み重ねが大事ですので、専門試験の勉強は、早めに始めることをおすすめします!
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