東京アカデミー横浜校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー横浜校の教員採用試験担当です。
9月12日から東京都の専門科目について試験傾向等を掲載していますが、 中高国語、中高数学と一般科目が続きましたので、本日は実技科目の「家庭」について書いていきたいと思います。
東京都の家庭は小学校・中学校・高校共通として募集されていますので、問題もそれに準じています。学習指導要領からの出題も毎年ありますが、それらは小学校、中学校、高校からの出題が見られます。「目標」「内容」からの出題が多いようです。
問題は毎年大問8つから構成され、近年は、
1.家族・家庭生活
2.衣生活
3.食生活
4.住生活
5.子どもの発達と保育
6.と7.が消費生活または高齢者(年によって入れ替わる)
8.学習指導要領
という流れです。
2020年夏試験では大問6.が高齢者と福祉、7.が消費生活と環境となっており、近年の社会問題を取り入れている傾向があるのではないかと思います。
問題文中では、頻繁にグラフや資料が引用されます。
また、それらは近年に公表されたものが多い傾向です。法改正された部分と継続されている部分を仕分けたり、ある法律の変遷を穴埋め形式で出題されたりとバリエーション豊富です。
一方で、衣生活では繊維や布の特徴や衣服の製作技術、住生活では伝統的な住居について、食生活では栄養素に関する記述から適切なものを選ばせるなど基礎知識を問う問題もありますので、こういった設問で土台となる点数を確保しておきたいところです。
幅広い知識が求められますが、試験対策として効果的なのは、他の自治体の問題を解くことです。
数年前にある自治体で出題されていた問題と似た問題が出る、ということがありますので、効果的だと思います。
東京都の過去問は傾向分析のために過去5年分くらいは確認し、他の自治体の過去問題も同じくらい遡って解いてみると良いかと思います。
ただし、先述しましたように、最新の資料から引用される問題もありますので、厚生労働白書などの白書や民法、福祉関係の法律、児童虐待防止等の法改正や国民の意識調査は要チェックです。
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