東京アカデミー岡山校
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みなさんこんにちは。
今日は、最新教育時事についてのお話です。
岡山県・岡山市教員採用試験が終了し、東京アカデミー岡山校にも受講生からの試験報告がぞくぞくと集まってきています。
今年度(2020年夏実施)の面接試験では、例年と同じような質問が多くみられた一方、直前に文部科学省から発表された最新教育時事を踏まえて回答する必要がある質問もありました。
例えば、
〔1つ目〕医療ケアについて、教員はどこまでのことを行えるか。また、その時は何に注意するか。
〔2つ目〕受け持つ学級で不登校児童がいたらどのように対応するか。
などの質問がありました。
それぞれの質問に回答するために理解しておきたい通知としては、以下のものが挙げられます。
〔1つ目〕「学校における医療的ケアの今後の対応について(通知)」平成31年3月20日
〔2つ目〕「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
これらの通知は文部科学省から出されたものです。
上記の日付を見てわかるように、採用試験のわずか半年前頃に出されたものも試験に出題されていることがわかります。
〔1つ目〕については、特に養護教諭や特別支援教諭を目指す方は特によく確認していただきたい内容です。
〔2つ目〕については、校種・科目に変わらず、教員を目指す方全員がよく理解しおく必要があります。
また、「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日は、今回の通知が出されるまでに多くの関連した通知が出されています。
例えば、「登校拒否問題への対応について」(平成4年9月24日付け文部省初等中等教育局長通知)、「不登校への対応の在り方について」(平成15年5月16日付け文部科学省初等中等教育局長通知)、「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」(平成17年7月6日付け文部科学省初等中等教育局長通知)、「不登校児童生徒への支援の在り方について」(平成28年9月14日付け文部科学省初等中等教育局長通知)などがあります。
本当の意味で「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日を理解するためには、これらの変遷から知っておく必要があります。
このことから、数年にわたる膨大な量の答申・通知などを読み、その変遷や内容、目的を理解することが必要となることが見て取れます。
これまでに出された関連通知を全て遡って、上記通知が出されるまでにどのような流れがあったのかを把握し理解するには、時間が足りず困難な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
東京アカデミー岡山校の通学講座では、「どこが」大切で、「試験に出やすいのか」ということを分析し、それらを「何から勉強すればいいのか」「どのように勉強すればいいのか」ということも含め、授業を行っていきます。
また、近隣の自治体では、もっと最新の教育時事が問われています。
例えば、
・新型コロナウイルスの影響で児童生徒に最も影響を及ぼしていることは何だと思うか?
・リモート授業を実践したか、今後リモート授業はできそうか?
・コロナ禍においてどのような国際交流ができるか、対面に比べリモートではどのような点が不利になるか。
など、これらは以下の通知などを踏まえての回答が望ましいとされます。
・「コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等 の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知)」令和2年5月
・「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」令和2年5月
・「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン」令和2年6月
上記のように、自治体によっては試験直前の時期に出された通知が関係する面接質問がなされています。
さて、先日からお知らせしております「傾向分析会」では、通学講座開始の前に、上記のようなお話をもっと詳しくお伝えさせていただきます。
これから試験対策を始める方は、ぜひ、「傾向分析会」へご参加いただき、今後の学習計画を立てていきましょう。
※Zoomによるオンライン配信も行います(ご自宅からの参加が可能です)。