東京アカデミー横浜校
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こんにちは!東京アカデミー横浜校・教員採用試験担当です。
本日は、埼玉県教員採用試験の専門科目「高校 保健体育」についてご紹介させて頂きます。
2019年実施埼玉県試験の高校保健体育の倍率は、「16.5倍」でした。
倍率からも分かる通り、「高校保健体育」は埼玉県試験の中でも最難関レベルの科目になります。
2019年実施の1次試験の受験者313名のうち、1次試験を合格された方が41名。
1次試験の合格率は約13%でした。
年によって、1次試験の合格者数に増減はありますが、昨年の結果を見る限り、1次試験で課される教養試験と専門試験で高得点を取ることが不可欠といえます。
それでは、実際の「専門試験」の内容を見てみましょう。
今年(2020年実施試験)の主な出題分野は以下の通りです。
・学習指導要領
・体育分野(各競技のルール等)
・保健分野
・埼玉県関連
・オリンピック関連
本日はこの中の特に出題数が多い分野についてご紹介いたします。
【学習指導要領】
今年は全42問中16問(全体の約38%)が学習指導要領からの出題となりました。
直近5年間、毎年全体の約30%の割合で出題されています。
さらに他の分野の配点が2点のところ、学習指導要領関連の問題は3点となりますので、必ず取りこぼしが無いようにしましょう。
出題された16問中10問は「各運動・領域の内容」と「各領域及び内容(運動種目等)の取扱い」からの出題であり、過去5年間毎年出題されているため、必ず確認しておきたい箇所になります。
【体育分野(各競技のルール等)】
今年は全42問中10問の出題となり、全体の約24%の割合を占めました。
内容としては、「日本陸上競技連盟の定めるトラック競技のスタートについて」や「日本卓球協会の定める卓球のルール」などについて出題されました。
その他剣道、ゴルフ、ラグビーなど様々な競技のルール等について理解しておく必要がありますので、
『イラストで見る 最新スポーツルール(大修館書店発行)』などのルールブックを見ておくことをオススメします。
【埼玉県関連の問題】
直近5年分の過去問を見ると大体2問程度、埼玉県が行っている保健体育に関する取り組み等から出題されていますが、今年は少し増えて、6問出題されました。
内容としては、「埼玉県スポーツ推進計画(平成30年)」や「埼玉県の部活動の在り方に関する方針(平成30年)」、「埼玉県高等学校教育課程編成要領」から2問出題されていました。
上記の問題に関する資料は埼玉県のHPに掲載されています。
専門試験対策をする際に参考書や問題集だけではなく、埼玉県の保健体育に関する取り組みについて随時確認しておくと、専門試験のみならず2次試験の面接対策でも役立ちますので、要チェックです。
その他、直近5年間はオリンピックについて2~3問出題されています。
JOCのHPにてオリンピックの歴史や埼玉県のオリンピックへの関わりなどを押さえておくと良いかと思います。
以上、本日は簡単に埼玉県の「高校保健体育」についてご紹介しました。
幅広い分野から出題される専門試験でも特に埼玉県は過去問をみていくと頻出分野が分かりやすいかと思います。
そのため、まずは直近3~5年分の過去問を見てみることをオススメします!
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