東京アカデミー難波教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー難波校の教員採用試験対策の担当です。
先日の記事では、「令和3年令和3年度奈良県公立学校教員採用候補者選考」の結果発表についてご紹介させていただきました。今回はその続きになります。まだ前回の記事をご覧いただいてない場合は、こちらよりご確認ください。
今回は、主に中学校・高等学校の各教科の採用者数や受験者数、合格率についてご紹介していきます。
令和3年度 奈良県公立学校教員採用候補者選考試験の結果
(参考:奈良県教育委員会事務局教職員課 HP)
まず中学校、高等学校の倍率を確認していきましょう。
各科目に倍率を計算しました。こちらの結果や採用予定数を確認してみると、一部科目を除き倍率は10%~30%前後です。特に中学校、高等学校ともに保健体育は10%以下になっております。来年度中学校、高等学校の保健体育を受験される方は気を引き締めて勉強に取り組んでください。
また、各科目、校種の採用予定者数は±5未満で増減します。しかし、これについてはその年の試験結果発表がされるまで告知されません。そのため、来年奈良県の中学校、高等学校を志望される方は今年の受験結果を抑えておいてください。
次に中学校、高等学校の各試験の合格突破率を見ていきましょう。
1次試験、2次試験ともに校種、科目によって合格突破率は変化します。一部校種、科目に置いて80%以上の合格率が見られますが、2次試験では一気に下がりますのでこちらも注意が必要です。この表から読み取れることとして1次試験は合格基準点を満たしていれば突破できる可能性があると言えます。もちろん、合格基準点の具体的な点数は非公開になっています。
「令和3年度奈良県・大和高田市公立学校教員採用候補者選考試験」の実施要項には1次試験について「全ての試験及び加点の合計点を基に総合的に判定する。」「各試験には、それぞれ合格基準があり、合計得点が上位であっても 基準に達しないものがある場合は不合格となる。」と記載されています。1次試験は筆記試験、集団討論、校種・科目によっては実技試験があります。これらの試験において十分な対策をしましょう。
2回に渡って「令和3年度奈良県公立学校教員採用候補者選考試験」についてご紹介させていただきました。
次回は「奈良県の教員採用試験について~2020年夏実施試験を振り返ろう③~」の教育法規を取り扱います。