東京アカデミー名古屋校
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名古屋校の東條です。
コロナ禍の中、運動を自粛していたら体重がすごいことになってしまい、
来月の健康診断を前に人知れず震えております…。
先日、特訓1080、もとい820が終了しました。
土曜日に授業があり、日曜日には模試、そしてそこからの2日間ということで、
大変お疲れ様でした。
私は終わりのあいさつをしましたが、「ちょっと何言ってるかわかんなかったかもしれない」という思いが
家に帰った後から急にこみあげてきたんですが、大丈夫だったでしょうか。
…いやもう皆さん覚えてないですかね。
さて、ちょっとその時に話したことに近いお話で、
以前ガイダンスなんかでも個人的に話したことがあったかもしれませんが、
私は、受験勉強をするにあたって、①「これだけやったと思える、形として残るものがあること」と、
②「所属集団に勉強するムードができていること」という2つの要素は、非常に大事なことだと思っています。
まず①については、勉強の日記とか、使い終わったノート・問題集・プリントとか、
なるべくパッと見てわかるものがいいんですが、どれだけ勉強したかがわかるものを、
捨てずに置いておいたり、ものによっては積み重ねていったりして、
行き詰まった時や、結果が出るか不安な時に見返してみるんです。
もちろん自分で書いているので、内容の復習や、間違えたところの確認としても効果は高いんですが、
何より最後に見返したときに、「自分はこんなに勉強したんだ」という実感を得られるのは、
自信になるというか、心理的に大きな後押しになります。
さらにはモノに限らず、「いつも勉強していてすごい」「あれだけ勉強していたんだから大丈夫だよ」という、
周りの声なんかも力になったりします。
また、のちのち困難に直面したとき、「あの時の勉強のつらさに比べればどうってことない」とも思えるかもしれません。
そういう意味では出来はともかく(ともいかないですが)、「最後までやれた」という事実を大事にしてほしいです。
そして②は、私自身の経験の中で非常に助けられたと思っていて、
大学受験の話で恐縮なんですが、私が高3のときの受験シーズンは、誰が言い出したわけでもないのに、
先生や親御さんに言われなくても、時間があればみんな進んで勉強するという空気が学年全体に出来上がっていて、
しかもその勉強を誰もネガティブにとらえていなかったので、サボろうとする人などもおらず、
逆に遊ぶときはメリハリをつけて、自然な流れで前向きに、効率よく勉強に取り組むことができました。
私はそういう意味で、当時の同級生たちはすごいなと尊敬していますし、
あの高校に入れてよかったと今でも思っています。
5月生もそうですが、特に入って間もない9月生の方は、
今回の特訓を「これだけやったと思える」経験としてとらえ、
「皆さんの勉強ムード」を作るきっかけにしていただきたいと思います。
「今回あれだけやって疲れたからもう十分だわ…もうあんなにはやらない」ではなく、後になって
「あの特訓くらいはやれるんだから、これくらいの量なら余裕!」という考え方をしてほしいです。
いずれにしましても、今回の「特訓」が、ゆくゆくは皆さんにとってプラスの要素になってくれたら、
今年度実施した意義があったかな、と思います。
以上、実は「特訓」という部分のネーミングを考えた張本人の東條でした。