東京アカデミー静岡校
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー静岡校の伊藤です。
第110回看護師国家試験まであと120日となった10/17(土)に、看護系大学・看護専門学校の先生方を対象とした「教員セミナー秋」を緊急開催いたしました。毎年1回、春に開催している教員セミナーですが、今年は秋にも緊急開催することに。その理由は、東京アカデミーの実施する第1回模試の成績が『危機的状況』であったから、なんです。34,358名が受験された第1回模試の成績は、コロナの影響を如実に反映しており、受験生の国試に対する学習の遅れが浮き彫りとなっています。このままでは第110回国試は過去最低の合格率になってしまうのではないか、ということを危惧しての開催となりました。当日は、静岡県内10校より30名以上の先生方に聴講していただきました。感染予防の観点よりZOOMによるリアルタイムオンラインセミナーと致しましたが、お忙しい先生方には移動の時間が短縮されて良かったと高評価をいただきました。また、通常の講義とは違う「セミナー形式」でしたので、板書ではなく資料を映して進行したことも高評価いただきました。ご参加いただけなかった先生はもちろんのこと、第110回国試を受験予定のみなさんにも刺激となる情報が満載でしたので、ブログでも少しご紹介させていただきます。
出題基準はおおよそ4年から5年で改定されます。現行の出題基準は第110回が4年目となり、ラストイヤーの可能性があります。前回の出題基準が適用された第103回~第106回の4年間はグラフが右肩下がりになっていますが、これは東京アカデミーが独自に調査した国家試験の平均点の推移です。回を重ねるごとに平均点が低くなる=試験問題が難しくなる、という傾向が読み取れます。つまり、第110回国試も試験問題が難しくなるかも、という可能性のお話をしました。
必修問題も状況設定問題も、平均点がダウンしている状況です。特に状況設定問題は1問2点の配点です。緊急事態宣言による休校期間と実習先の感染予防の観点より、実習の機会がなくなってしまった受験生の現状が浮き彫りになっています。この先も実習の再開の目途が立たない場合、状況設定問題で苦労する受験生が増えるかもしれません。さらに危機的な状況が③です。必修問題は絶対評価ですので、40点に満たない場合は、一般問題や状況設定問題の点数に関わらず『不合格』となってしまいます。なんと、71%の受験生が40点未満の不合格圏内という異常事態!この衝撃が今回の教員セミナーの緊急開催に繋がった最大要因です。あくまでも、今この段階での成績ですから、この先の学習次第でもちろん多くの受験生が合格圏内に学力アップされるはずです。しかし、今までと比べて、現時点での状況が危機的すぎますので、先輩方と同じように構えていては手遅れとなる受験生が増えるはずです。ぜひ危機感をもって、早めの対策を意識していただきたいと思います。
模試の評価で最低評価(東京アカデミー模試ではDランク)を取ってしまったら、すごく『焦りましょう』。現時点で「不合格予備軍=崖っぷち」に分類されてしまったわけですから、焦らないとダメなんです。でも、模試の判定だから、たまたまできなかっただけだから、まだ時間があるしと見て見ぬふりしてやり過ごしてしまった方がゆくゆく後悔することに。現時点の評価を真摯に受け止めて、すぐに学習を始めていただきたいです。合格のためにぜひ実践していただきたいのが、模試の振り返りです。自分ではなかなかできない、という方には講座を使って振り返る方法もあります。名古屋校の講座ですが、ぜひこちらをご覧ください。効率的な学習で崖っぷちを脱出し、合格圏に昇格するためには『出た問70%』(高正答率過去問題集)が断然おススメです。書店やオンラインでも購入ができますので、ぜひご活用ください。
自分ではどう対策したら良いのかわからないという方は、一緒に学習を進めましょう。オンラインの講座ですが、講師との面談の時間もしっかりと確保した講座です。11/8(日)スタートですので、まずい、やばいと思ったあなたは、ぜひ受講をご検討ください。詳細は、こちら。
コロナの影響で非日常が日常となってしまい、多くの方々がまだまだ混乱の最中にいると思います。しかしながら、国家試験は日に日に近づいてきます。後悔しないように一歩一歩前進しましょう!