東京アカデミー難波教室
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看護師国家試験では、5肢択二の問題の難易度が高い問題が出題されます。その一例を掲載いたします。
AM85 疾病Ⅳ-11-A-a 正答率 13.6% もやもや病で正しいのはどれか。2つ選べ。 (13.6%)1.指定難病ではない。 (53.6%)2.遺伝的要因が関与する。 (20.7%)3.病変はクモ膜下腔にある。 (18.4%)4.進行性の脳血管閉塞症である。 (73.6%)5.ウイルス感染によって誘発される。 正答 2,4 |
(注意)設問の括弧内の数字(%)は受験生の何%がどの選択肢を選択したかを表します。弊社実施のWEB採点会(第109回国試受験生65,569名のうち、40,582名が参加)の集計データに基づきます。
「2・3」、「2・4」、「3・4」の3通りの解答が正解として採点されました。
もやもや病は、内頸動脈の終末部が細くなり、閉塞がみられる疾患である。内頸動脈の終末部に通常は見られない細かい血管がみられるため、もやもや病と呼ばれる。血流不足が発症する疾患である。
第109回看護師国家試験は、5肢択二の問題の難易度が高く、一つの選択肢は正解するが、もう一つの選択肢が細かな知識を要求され、不正解になったケースが多く見られた。幅広い知識を身につけるためには、臨床実習での学習、模試の活用の大切さが伺える。