東京アカデミー東京校
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー東京校の教員採用試験担当です。
さて、2021年夏に教員採用試験の受験を考えている皆さんは、10/22(木)に発表された「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」はチェックされたでしょうか。
この調査は、これまでも幾度となく本試験で出題されている重要な調査で、2020年の試験では、東京都と埼玉県・さいたま市で出題があり、2019年の試験では千葉県・千葉市で出題されています。
まだ調査結果をチェックしていないという方は、すぐにチェックしておきましょう!
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
この調査では、国公私立小・中・高・特別支援学校、都道府県教育委員会、市町村教育委員会を対象に、暴力行為・いじめ・出席停止・長期欠席等の件数についての調査を行っており、年に1回その件数を発表しています。
令和元年度の調査結果として、
・いじめの件数は61万2,496件で、過去最多を更新しており、平成31年度と比べると6万8,563件増えています。
ちなみに、平成31年度と平成30年度を比べると12万9,555件増えていたので、
増え方としては、やや緩やかになったと言えます。
とはいえ、いじめの認知件数は6年連続で増加を続けており、調査開始以来最多の件数となっている事実はしっかりと受け止めねばなりません。
ちなみに、認知されているいじめの現在の状況として「解消しているもの」の割合は83.2%という結果も出ています。
今後は、この「解消しているもの」の割合を100%に近づけるための努力に加えて、そもそもいじめが発生しないようにするための更なる取り組みが求められているのでないでしょうか。
なお、いじめ以外の調査結果を確認してみると、
・暴力行為の発生件数は78,787 件(前年度72,940 件)でこちらも過去最多となっており、5年連続で増加しています。
・小・中学校の長期欠席(不登校等)は255,794 人(前年度240,039 人)で、このうち,不登校児童生徒数は181,272 人(前年度164,528 人)となっており、6年連続で増加しています。
これらの調査結果については、筆記試験対策として知っておくべきことであると同時に、人物試験対策としても、論作文に書くための材料や、集団討論で話すときの材料にもなります。
教員採用試験を受験する上では、欠かすことのできない重要調査となりますので、しっかりとチェックをして、皆さん自身がどのような指導を行うべきかについて考えてみましょう。
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