東京アカデミー札幌校
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こんにちは。東京アカデミー札幌校 北海道・札幌市教員採用対策担当です。
本日、AM9:00に北海道・札幌市教員採用試験の最終結果が発表されました。2020年夏実施試験はコロナ渦の中で、期限付き教員の方は学校現場において、現役生・社会人の方は大学や勤務先において、それぞれ大変な思いをされながらの試験対策となり例年以上のご苦労をなされたとお察し致します。そのような厳しい環境を乗り越えて最終登録を果たされた皆さまに、心からの敬意と祝福を贈らせていただきます。
【ご連絡】 札幌校通学講座生の皆さんには、新型コロナウィルス拡大防止の観点から、今年度は例年実施してきた「合格祝会を中止」とさせていただく旨、先日ご連絡をさせていただきました。参加を楽しみにしていた皆さんには大変申し訳ないのですが、その代わりに記念のお品を贈呈させていただきますので、お早めに担当まで嬉しいご報告を宜しくお願い致します。
全国的な教員退職者減による採用減が予想される中、今年度もその影響か北海道・札幌市も予想通り全体的に採用者数が減少しましたね。
通過しやすいと言われてきた北海道小学校・2次検査合格者数は一昨年の615名から420名(人数比▲195名・68.3%)へ、北海道養護教諭も昨年172名から78名(人数比▲94名・45,3%)と大激減しています。今後は教員退職者が減少していくため採用数が年々減少していくというお話は皆さんもご存じかと思います。昨年2019年が全国平均採用ピークと言われていましたから、今年の試験が難化したのは予想通りと捉えております。
◆〔北海道〕・・・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭(栄養教諭以外)が採用者数減となりました。全体の登録者数は1,046名と「1,000名割れ目前」で、昨年度より厳しい結果となりました。受験者も減少しているため1次検査は緩い感じを受けるかもしれませんが、「2次検査で絞る傾向」は今後ずっと続くでしょう。
◆〔札幌市〕・・・特別支援学校が大幅な採用減少となりました。他はほぼ昨年同様の採用者数ですが札幌市は今年も一定の受験者数を確保しているため、例年以上の高倍率となっています。
ここ数年は教員採用試験が受かりやすい!というイメージで数年間推移していましたが、この先20年は採用者数減が続いても不思議ではありません。まだ実感のない人が大半でしょうが今回の結果、すなわち「数字が証明」しています。これはいずれ数年前の「超難関試験時代」に戻る…ということを指します。
来年度、初受験および再受験される方は今年と同じ学習量・2次検査対策では「不合格」となる可能性が考えられます。やるべきことをしっかり計画し、できるだけ早期に学習スタートしてください。