東京アカデミー津田沼校
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こんにちは!東京アカデミー横浜校の教員採用試験対策担当です。
昨日に引き続き、神奈川県の倍率【後編】についてお話していきます。
今夏(2020年夏受験)、神奈川県の二次試験において、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、人物試験が縮小(中止)され、模擬授業・集団協議、論作文の中止となり、個人面接での評価のみで合否が決まるといった異例の試験となりました。
それでは、詳細について見てみましょう。
【人物試験(二次試験)】
例年は、模擬授業・集団協議(60点満点)、論作文(40点満点)、個人面接(200点満点)と実技(120点満点)の合計得点で評価され、各試験に最低基準点が設定されています。
(※実技は校種により課されないものもございます。その他詳細に関しては、神奈川県教育委員会の過去の試験情報をご確認ください)
個人面接においての最低基準点が例年、100点と設定されていることから、今夏も100点を下回る校種はなく、毎年受験倍率の高い校種の合格最低点は、中学校・社会は123.3点、中学校・保健体育は124.7点、養護教諭は130.3点となりました。
上記内容を踏まえ、2018年夏受験~2020年夏受験の倍率を比較してみます。
例年、倍率が10倍を超える中学校・保健体育と養護教諭を例に挙げますと…
≪中学校・保健体育≫
|
最終倍率 (一次試験受験者/合格者) |
2018年 |
11.7 |
2019年 |
11.7 |
2020年 |
7.5 |
≪養護教諭≫
|
最終倍率 (一次試験受験者/合格者) |
2018年 |
15.5 |
2019年 |
11.2 |
2020年 |
10.0 |
どちらの倍率も今夏は下がりましたが、下がった要因としては、どちらの校種も採用予定者数を今夏は増加させたことで低くなったと考えられます。
倍率が低くなると、受験者の真意としては、『受かりやすい』と思うかもしれませんが、そこは要注意です!
同じように『受かりやすい』と考え、多くの受験者が流れてくることが予想されます。
また、倍率だけで、採用試験の自治体を決定するのにも注意が必要です。
教員採用試験は、誰でも受験ができるわけではなく、【教員免許】を取得した方が対象となります。
ということは、各校種の専門的知識をしっかりと学んだ方がライバルです。
子ども・生徒に教える立場の教員は、学力だけでなく、臨機応変な対応力、常に学ぶ姿勢がなければなりません。
いろいろ倍率についてお話しましたが、重要なのは、「どこで・どのような」教員になるのが自分にとって一番良いのかだと思いますので、そこを忘れることなく、来夏受験に向けて頑張っていきましょう!
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