東京アカデミー京都校
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みなさん、こんにちは。
そろそろ実習も終わりに近づいてきたからでしょうか。最近、よく冬期集中講座についてお問い合わせをいただくようになりました。そこで本日は、よくあるお問い合わせを取り上げてみたいと思います。
Q.使用教材は何を使用するのですか。
冬期集中講座で使用する教材は、受講コースによって異なります。大きく分けると次の2種類になります。
〔1〕オープンセサミ看護学①~⑤
〔2〕オリジナル問題集
受講料とともにいただく「教材費」は、〔1〕オープンセサミ看護学の購入代金になります。講義にて講師が解説する際に使用する参考書となります。一般書店でも販売しております。
〔2〕オリジナル問題集は、受講コースに応じて配布する教材で非売品です。過去問題より出題傾向を分析して東京アカデミーが作成する、オリジナル問題を掲載した特別教材です。
このオリジナル問題集に掲載した問題と似た問題が、毎年本試験でも多数出題されているため、受験後に「ほぼ同じ問題がでた!」「先生の説明を聞いていたので解けました」という喜びの声を伺います。「冬期集中講座を受講してよかった!」と後輩に進めてくださる方も多いようです。
単純想起型の問題なら、ほぼ完全一致問題も多いです。また、講義で取り上げた関連分野を学ぶことで得点力もアップできます。では、昨年度の冬期集中講座で使用した教材の中から、本試験での的中問題を一部ご紹介しますね。
◇2019年度「予想問題チャレンジ」 使用教材「直前演習 第3回 午前問題」問題85 皮下埋め込み式ポートによる在宅中心静脈栄養法〈HPN〉を開始する療養者に対して訪問看護師が行う指導内容として適切なのはどれか。(正解2)
1 .抜針当日は入浴できない。 2 .刺入部の発赤がみられた場合は訪問看護師に連絡する。 3 .カテーテル刺入部の消毒は月1 回を目安に行う。 4 .使用済みの針は缶に入れ、市町村の分別ごみに出す。
皮下埋め込み式ポートは、輸液を行っていないときは皮膚から露出している部分がないため、入浴は可能であり選択肢1は誤りとなります。講義の中で触れたこの点を覚えていれば、下記の本試験問題も解けたはずです。
◆第109回看護師国家試験 午後問題73問 ※正答率約69% 皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法<HPN>で適切なのはどれか。(正答1)
1. 抜針して入浴することができる。
2. 24時間持続する注入には適さない。
3. 同居の家族がいることが必須条件である。
4. 外出時に輸液ポンプを使うことはできない。
皮下埋め込み式ポート法はポート(リザーバー)を皮下に埋め込み、その部分に針の部分が垂直に刺さるヒューバー針という特殊な針を刺入する方法です。そのため、静脈に直接針を留置するのに比べ在宅での管理が容易であり、また抜針後消毒をすれば、入浴ができます。
このように、冬期講習での学びが本試験での得点に結びつくことが多々あります。冬期集中講座終了後も、最終チェックとして何度もチャレンジしていただけます。