文部科学省資料「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ審議まとめ」について

みなさんこんにちは。
東京アカデミー町田校の教員採用試験対策担当です。

本日は、新しい中等教育の在り方についての調査審議を行う「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」が審議まとめを発表したことについてお話いたします（文部科学省2020年11月13日）。
2019年7月より、高等学校の置かれた現状や今後の高等学校教育の方向性についての検討を行い、2020年7月17日に論点整理として「新時代に対応した高等学校教育の在り方」も報告されています。
審議まとめは、全4章となり高等学校教育を取り巻く現状と課題認識、各高等学校の特色化・魅力化に向けた方策等について記載されています。
また、各学科に共通して今後取り組むべき方策として下記の5点が上げられています。
1.現代的な諸課題に対応し、20年後・30年後の社会像を見据えて必要となる資質・能力育成
2.地域の実態に応じた多様な高等学校教育の実現
3.各高等学校の存在意義・社会的役割等の明確化（スクール・ミッションの再定義）
4.各高等学校の入口から出口までの教育活動の指針（スクール・ポリシーの策定）
5.地域社会や高等教育機関等の関係機関と連携・協働した学びの実現

上記は今後行っていくべき方策となるため、高等学校において具体的にどのような教育が求められているのかも記載されています。
今後の方向性を把握できるため確認しておく必要があります。
また、審議まとめでは普通科改革についても明記されています。
「普通教育を主とする学科」として下記のような特色ある学科の設置を可能とする方向となっています。
・学際的な学びに重点的に取り組む学科
SDGsの実現等に着目し、国際社会及び日本社会における課題の発見・解決に資する資質・能力を育成。国内外の機関との連携・協働により、大学教育の先取履修や高大連携講座の仕組みの構築などを実施。
・地域社会に関する学びに重点的に取り組む学科
地域社会の有する課題・魅力に着目し、地域社会の持続的な発展や価値の創出に資する資質・能力を育成。地元の市町村、高等教育機関、企業・団体等との連携・協働により、フィールドワークや事例研究、社会人講座などを実施。

上記のような学科が今後新設可能となるため、今後の教員採用試験でも採用枠が新設される可能性と考えられます。
日々、情報を確認していきましょう。

詳細は以下をご確認ください。
＜新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ　審議まとめ＞
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/084/index.htm

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