東京アカデミー難波教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー難波校の教員採用試験対策の担当です。
11月13日(金)に文部科学省(中央教育審議会初等中等教育分科会新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会)より「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」審議まとめが発表されました。
「多様な生徒が社会とつながり、学ぶ意欲が育まれる魅力ある高等学校教育の実現に向けて」というテーマより義務教育を終え、高校から社会に羽ばたく人材を育成する高等教育の課題、その課題の解決、克服に関する資料になります。
資料は全4章で構成されています。
<課題の認識・課題の定義>
1章…高等学校教育を取り巻く現状と課題認識
2章…新型コロナウイルス感染症の感染拡大を通じて再認識された高等学校の役割・在り方
<1章、2章を踏まえたうえで、今後の高等学校教育で取り組むべき対策>
3章…高校生の学習意欲を喚起し、可能性や能力を伸ばすための各学校の特色や魅力の活かす方策
4章…定時制・通信制過程等における多様な学習ニーズへの対応
審議まとめの中では、各学科に共通する今後取り組むべき方策として下記5点が記載されています。
上記は今後行っていくべき方策となるため、高等学校において具体的にどのような教育が求められるかも明記されています。特に高等学校は普通科、専門学科、総合学科、専攻科の4学科に区別されています。学科ごとに取り組むべき内容は異なります。
また、審議まとめでは普通科改革を重要としています。
「普通教育を主とする学科」として下記のような特色ある学科の設置を可能とする方向となっています。
・学際的な学びに重点的に取り組む学科
・地域社会に関する学びに重点的に取り組む学科
上記のような学科が今後新設可能となるため、今後の教員採用試験でも新たな採用枠が新設される可能性が考えられます。
高校では2022年度から年次進行で第8次学習指導要領が実施されます。今後も新しい制度や指針が検討、発表されることが考えられますので、情報収集しておきましょう。
「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」審議まとめは、下記の文部科学省ホームページよりご確認いただけます。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/084/index.htm
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