東京アカデミー大宮校
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こんにちは。東京アカデミーの公務員担当です。
本日は、公務員試験の専門科目で課される、「経済学」の出題傾向や勉強方法についてお話いたします。
経済学の中には、「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」があり、専門科目が課される試験では、必ず出題される科目です。まずは、どのような自治体で、どの程度出題があるのか見ていきましょう!
国家一般職;ミクロ経済学…5問、マクロ経済学…5問
東京都Ⅰ類B;ミクロ経済学、マクロ経済学ともに記述式
東京特別区;ミクロ経済学、マクロ経済学…合わせて10問
地方上級A日程試験・B日程試験;ミクロ経済学、マクロ経済学…合わせて9問
地方上級C日程試験;ミクロ経済学、マクロ経済学…合わせて11問
※上記の数字は、当社調べです。受験年度や自治体により、出題数は変動いたします。
次に出題傾向についてご紹介いたします。
■ミクロ経済学
国家一般職の出題内容を見てみると、「消費者理論」に関する出題が目立ちます。今年も2問の出題がありましたが、過去5年間の出題分野を確認すると毎年1~2問出題されていることが分かります。他にも、「市場均衡」、「独占」、「外部生」に関する問題も出題されやすいため、抑えておく必要があります。出題レベルとしては、基本~標準です。効用最大化問題及び各種費用関数について、費用曲線のグラフの読み取りについてもマスターしましょう!
また、地方上級についても「消費者理論」は頻出分野となります。その他にも「不完全競争市場」、「市場の失敗」、「貿易理論」に関する問題も頻出分野として挙げられます。
問題の難易度の差は大きいですが、簡単な問題を素早く確実に解くことが合格には不可欠となります。
■マクロ経済学
国家一般職では、2018年を除き、毎年「経済成長理論」が出題されています。他にも、例年出題される分野としては、「財市場」、「マクロ経済のミクロ的基礎」、「IS-LM分析」等があげられます。
今年の試験では、IS-LM分析の分野から「財政金融政策」が2問出題されておりましたが、基本的な計算問題であったため、順に式を考えれば、正答にたどり着くことができる問題でした。
また、地方上級については、頻出分野として「IS-LM分析」、「国民所得の諸概念」、「マクロ経済のミクロ的基礎」が挙げられます。地方上級では、ミクロ経済学と同様、問題の難易度には差があるため、基本~標準の問題を確実に正解できるかが合否の分かれ目となるでしょう。
それでは、実際に勉強をしていくにあたってどのように取り組んだらいいのでしょうか?
ミクロ経済学、マクロ経済学ともに問題形式としては、文章題(理論を問う問題)、計算問題、グラフを用いた問題と大きく3つに分かれます。勉強を進めていくうえで、出題形式に関わらず経済原論は、理論や理屈を理解して進めていくことが大切です。特に文章題やグラフの読み取りは、理屈が理解できていないと解けない問題も多いです。まずは、理屈や理論を理解しましょう!
そして、理解しながら勉強する中でグラフとリンクさせることも意識してみてください。グラフの縦軸と横軸は何を示すのか?線が交わった部分がどのような状態なのか?一つ一つ理解することが重要です。
実際に弊社の受講生も、経済学を学習する時に気を付けていたこととして、グラフを理解し、問題を解くときはグラフを描くようにしていたそうです。初見の問題でも、グラフからヒントが見つかり答えを導くこともできたようです。
また、経済学を学習する時は、経済政策・経済事情とリンクさせて学習することもおすすめします。
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