東京アカデミー長崎校
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みなさんこんにちは。東京アカデミー長崎校の内田です。
先日のブログ(2020年10月10日付け)にて、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~すべての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(中間まとめ)(令和2年10月 初等中等教育分科会)が発出されたことをお話いたしましたが、みなさんチェックされていましたでしょうか?
「中間まとめ」から5回の特別部会を経まして、11月13日付で答申素案が発出されました。※ホームページ掲載日は11月17日です
文部科学省ホームページ(←文科省該当ページのリンクを貼ってください)の「資料5-1」、中間まとめからの変更点は「資料5-2」をご覧ください。
主な変更点は下記の通りです。
・第Ⅰ部総論:3.2020年代を通じて実現すべき「令和の日本型学校教育」の姿
「個に応じた指導」の充実を図り、手段としてICTを活用する。個々での学習(個別最適な学び)だけではなく、これまでも重視されていた「協働的な学び」(「主体的・対話的で深い学び」)も併せて発展させていく、という点。
特別支援教育に関しても全ての子供たちが適切な教育を受けられるよう多様な学びの場を充実・整備させる、という点。
・第Ⅰ部総論:4.「令和の日本型学校教育」の構築に向けた今後の方向性
義務教育段階から原級留置を行うことは難しい、という点。
履修主義と修得主義を適切に組み合わせて「個別最適な学び」と「協働的な学び」を両立させる、という点。
・第Ⅱ部各論の「2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について」、「3.新時代に対応した高等学校教育の在り方について」、「4.新時代の特別支援教育の在り方について」の箇所を中心に詳細な説明が加わった点
「2.9年間を見通した新時代の義務教育の在り方について」内では、健康教育を推進するための養護教諭及び栄養教諭の重要性についても追記されています。
今後は12月4日の初等中等教育分科会、中央教育審議会総会を経て、2021年1月14日に答申(案)が発出される予定となっています。
2021年夏教員採用試験では最重要の答申となること間違いなし!今のうちからしっかりと読み込んでおくことをオススメします。
(印刷すると85ページもある内容なので、「中間まとめ」の【概要】を見て、ササっと内容を把握するのも良いかもしれません。)
同日に「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」より審議まとめも発表されています。
こちらに関してもブログを掲載していますので併せて読んでみてくださいね。
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