東京アカデミー熊本校
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みなさん、こんにちは。教員採用科の石原です。
このブログの前に、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申素案)に関する記事を掲載しましたが、今回は同日に発表されていた「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」審議まとめについてお話いたします。
11月13日に文部科学省の「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」から審議まとめが発表されています。
「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」は、2019年7月より新しい中等教育の在り方についての調査審議を行っており、その内容をまとめた資料となります。
全4章となり、高等学校教育を取り巻く現状と課題認識、各高等学校の特色化・魅力化に向けた方策等についてまとめられています。
審議まとめの中では、各学科に共通する今後取り組むべき方策として下記5点が記載されています。
1. 現代的な諸課題に対応し、20年後・30年後の社会像を見据えて必要となる資質・能力育成
2. 地域の実態に応じた多様な高等学校教育の実現
3. 各高等学校の存在意義・社会的役割等の明確化(スクール・ミッションの再定義)
4. 各高等学校の入口から出口までの教育活動の指針(スクール・ポリシーの策定)
5. 地域社会や高等教育機関等の関係機関と連携・協働した学びの実現
上記は今後行っていくべき方策となるため、高等学校において具体的にどのような教育が求められているのかも明記されています。
今後の方向性を把握するためにも、ぜひ確認してみてください。
また、審議まとめでは、普通科改革を重要としています。
「普通教育を主とする学科」として下記のような特色ある学科の設置を可能とする方向となっています。
・学際的な学びに重点的に取り組む学科
・地域社会に関する学びに重点的に取り組む学科
上記のような学科が今後新設可能となるため、今後の教員採用試験でも新たな採用枠が新設される可能性が考えられます。
高校では2022年度から年次進行で第8次学習指導要領が実施されます。
今後も新しい制度や指針が検討、発表されることが考えられますので、情報収集をしておきましょう。
「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」審議まとめは、下記の文部科学省ホームページよりご確認いただけます。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/084/index.htm
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