東京アカデミー静岡校
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー静岡校の伊藤です。
「出題基準」のことは看護師国家試験を受験される方は聞いたことがあると思います。もし、第110回国試を受験予定の方で「えっ出題基準ってなに!?」と思った方はちょっとピンチです。いますぐこちらをご確認ください。
概ね4年から5年ごとに改定される出題基準ですが、いよいよ次なる改定に向けて厚生労働省の審議会での議論が始まったようです。詳しく知りたい方は、こちらのサイトを今後も逐一チェックされることをおススメします。
なんと漢字のみ38文字で名づけられた検討部会が2020年11月2日に開催され、現行の国家試験についての評価と改善事項について話し合われたようです。今年度中に報告書が取りまとめられ、その報告書を踏まえて出題基準の改定作業が行われることになる予定です。では、いつから新しい出題基準が適用されるのか。
過去の出題基準改定の流れから読み解くと、現行の出題基準は第111回(2012年2月実施)までで第112回(2013年2月実施)から新出題基準が適用されると、ズバリ予測しました。
① | ② | ③ | |
1つ前の出題基準 | 2011年秋 | 2012年春 | 第103回(2014年2月実施) |
現行の出題基準 | 2015年秋 | 2016年春 | 第107回(2018年2月実施) |
新しい出題基準 | 2020年秋 | 2021年春? | 第112回(2023年2月実施)? |
①医道審議会保健師助産師看護師分科会保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会の始動時期
②医道審議会保健師助産師看護師分科会保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会の報告書完成
③改定後の出題基準が適用された初回の国家試験
という訳です。私の予測が正しければ新しい出題基準は第112回から適用となり、現行の国家試験は第111回まで5年間使用されることになります。さて、どうなるのか?もう少し動向を見守る必要がありますね。
17文字です。ネーミングはこの位が良いですよね♬
あわせてご案内すると、2019年12月18日に開催されたこの分科会では、主に看護師学校養成所(看護を学ぶ大学や短大、専門学校のこと)の教育内容が話し合われており、教育内容の変更に併せて国家試験での試験科目の変更についても触れられています。具体的には、「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」に名称変更されるとのですが、この新しい出題科目で国試が施行されるのが令和6年(2024年)とされているのです。実際の現場(学校)は令和3年(2021年)から新しい教育内容が導入されますので、来年入学する新入生が国試を受験する2024年もしくは2025年(3年課程と4年課程があるので)からは出題科目の改定が入りますので、その際に出題基準以外の何らかの変更もあるかもしれませんよ。こちらの分科会にご興味が沸いた方は、こちらを見てみてください。
このように予測しましたが、みなさんの見解はいかがでしょうか。出題基準の改定の話題が取り上げられると思い出すのが、出題基準の変わり目で不合格になった受験生の事です。特に必修問題が導入された時や、必修問題が30問から50問に増問された時には、再受験の際にとても苦労していました。現行の出題基準で実施される国家試験に一発合格されるのがなによりも大事です。ぜひ第110回国試を受験されるみなさんは、2021年2月の試験に向けて全力で立ち向かいましょう。
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