東京アカデミー鹿児島校
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こんにちは,東京アカデミー鹿児島校チューターのRです。
今回は,公務員試験の勉強をしていく上で,勉強の時間配分をどのようにしてきたかについて書きたいと思います。私の経験を基に書きますので,特に東京アカデミーに現在通学されている方は是非お読みいただければと思います。
まず,東京アカデミー鹿児島校では,10月下旬から本格的な大卒程度の講義が始まります。そこまでにすでに入会していて,教養(基礎能力)試験の学習を順調に進めている方にとっては,ここから専門科目にウエイトをかけていくことになります。この頃には,私が受験生の時には教養科目3割・専門科目7割ぐらいのウエイトに変えていました。一方,10月以降に入会された方は専門科目の学習もさることながら,教養科目の学習にも力を入れていくことが必要になります。
余談ですが,受験する試験によって教養(基礎能力)試験と専門試験の配点が異なります。例えば,2020年の公務員試験では,鹿児島県(行政・大卒程度)であれば,専門試験は教養試験に比べて1.5倍の配点が,国家一般職(行政・大卒程度)であれば,専門試験は基礎能力試験に比べて2倍の配点がなされています。この点も勉強時間の割り当てに考えてみてよい要素になりそうです。
話を戻しますが,おおむね教養:専門のウエイトは,基本的には試験本番まで3:7で進めました。ここからは,教養試験,専門試験のそれぞれの学習時間のウエイトについて書きたいと思います。
まず教養試験ですが,試験本番まで科目ごとの時間配分は変えませんでした。一般知能に時間を割きました。これは出題数も最も多く,また問題をこなすことが1番効果的なように思えたからです。他方,一般知識は,人文科学や社会科学は高校までの知識でも解ける問題も多かったですが,文系の私には取り組みやすかったので,比較的多く取り組みました。自然科学は正直勉強するには範囲が広すぎて,すべて勉強するには無理があると思ったこと,出題数が少ないことから時間をかけてするにはもったいないと思い,東京アカデミーでの講義とその復習を中心にほとんど時間をかけることなく勉強しました。ですので,教養試験の勉強時間の配分としては,主に(5割~7割)一般知能をやり,あとは少し(2割~3割)人文科学や社会科学を勉強し,余裕があれば(1割~2割)自然科学という感覚です。ちなみに文章理解は現代文と英文を1日に1問ずつのみしていました。
そして,問題は専門科目です。先ほど配点について書きましたが,配点を見ても専門科目が重要であることは分かると思います。そして,専門科目は科目も多く,その時間配分は難しいと思います。そうすると,これから試験が近づくにつれてよりやることは増え,かけなければならない時間も増えていきます。だからこそ,今が重要だと思います。今は講義で扱う科目数も少なく,復習もしやすい時期です。特に時間をかけるべきなのは,平日のレギュラー講座で取り扱う「憲法」「民法」「行政法」「経済学」です。これはほとんどの試験で出題される科目ですから,集中してやらなければならない科目です。他方,年末までに講義で扱われているのは,鹿児島校の場合は「行政学」「政治学」です。この2科目は地方公務員試験でも出題数が少なく,国家公務員試験では使わなくてもよい科目です。ですが,この時期にしっかり固めておけば後々ものすごく楽ができます。かといって,正直法律・経済の科目と比べれば,かける時間は半分ほどでよいとは思います。ですが,この2科目にかけた時間が少なくても,地方公務員試験の直前の復習時期や国家公務員試験本番で他の科目が難しかったとき,大きく効果を生むはずです。ですので,専門科目の時間配分としては,主に(6割~8割)法律・経済系の科目,残り時間(2割~4割)で「政治学」「行政学」を勉強すると,年末ぐらいまでは良いかと思います。それ以降は後々必要となる科目数によっても変わると思いますので,また機会があれば書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。