東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
今回は、12/5に経済協力開発機構(OECD)が発表した『OECD生徒の学習到達度調査2022年調査(PISA2022)』の結果と重要ポイントについてまとめていきます。
OECDが進めているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査のことです。義務教育修了段階の15歳児(日本では高等学校1年生)を対象に読解リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について、3年ごとに本調査を実施しています。知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測ることを目的としています。
≪チェックポイント≫
PISA2018では、
といった結果がみられました。
良い点としては
が挙げられます。一方でICTの活用に関しては、この調査が高等学校における1人1台端末の整備の途上で実施されたものであることに留意する必要がありますが、
といった結果もまとめられています。
上記のような結果となった要因として、
が挙げられていますが、その上で
を取り組みとして掲げています。
コロナ禍の影響を強く受ける中、学びを止めない文部科学省、学校、そして先生方の取り組みによって得られたこの結果は大いに誇ってよいものだと思います。そのような素晴らしい取り組みを行うチームの一員になる、という情熱や熱意を言葉にしておいてほしいと思います。
一方で、今回の調査では高校生の一人一台端末の整備が整っておらず、ICTの活用に関して、次回の調査結果が変化する可能性は十分あります。ICTを活用した学習活動をどのように進めていくか、society 5.0社会で活躍できる人材をどのように育成していくか、教師に求められる資質や能力とあわせて意見づくりを行いましょう。
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2024年夏
本気の皆様をお待ちしています。