東京アカデミー津田沼校
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー立川校の教員採用試験担当です。
本日は、立川校が所在している立川市に開校予定の学校についてお話しをさせていただきます。
2022年度に東京都立川市に公立学校として、全国初の小中高一貫教育校が開校します。
教育内容の主な特色は、下記の2点となっています。
1. 全ての学習において探究的な学びを重視
2. 世界で通用する語学力と言語能力を育成
「探求的な学び」については、12年間を通して探求プログラムが実施されます。
また、第10学年(高校1年生段階)では「リーダーシップ・アクション・プログラム(仮称)」として、生徒全員が約3ヶ月間にわたって国内研修や海外での調査研究・ボランティア等に取り組むこととなっています。
海外でのインターンシップに参加することも予定されており、高校卒業後の進路設計にも大きく役立つ体験ができることになりそうです。
「語学力と言語能力の育成」については、第1学年(小学校1年生段階)から週4時間の英語の授業を実施し、義務教育期間の9年間で通常の学校より1,000時間以上多く学習します。
また、小学校の段階から、第二外国語に触れる機会が設定されています。
小中高一貫教育校の設置目的が「高い語学力と豊かな国際感覚を備えた、世界で活躍できる人材を育成」となっておりますので、高い語学力の育成を目指した教育が展開されるのではないでしょうか。
この小中高一貫教育校の開校は、平成29・30年に改訂告示された学習指導要領をうけて開校となっていると考えられます。
上記2個の特色は、新設・変更されている小学校の「外国語活動」、高校の「総合的な探求の時間」を反映しているのでないでしょうか。
また、平成29・30年改訂学習指導要領では「社会に開かれた教育過程」の実現も目標となっており、地域の方に学校教育に協力していただき、より良い社会を作ることを目標に定めています。
国内等での調査研究、ボランティアは地域の方の協力が必要となりますので、社会に開かれた教育過程の体現となります。
また、もう1点注目していただきたい点が学校間接続です。
平成29・30年改訂学習指導要領でも、校種間連携の重要性が明記されており、全国でも公立の義務教育学校や中等教育学校の学校数が増加しています。
上記の3点は、現在求められている教育内容となりますので、教員採用試験でも上記を取り入れた回答をする必要があります。
ぜひ、探求的な学び、社会に開かれた教育過程、校種間の連携といった視点も入れながら試験対策を進めていきましょう。
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