東京アカデミー熊本校
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こんにちは。
教員採用試験対策の予備校「東京アカデミー熊本校」の石原です。
早速ですが、みなさん人物試験の情報収集は始めていますか?
試験直前期には筆記試験の対策で時間がとられてしまいます…
比較的時間のあるこの時期に、ぜひ受験自治体の人物試験について調べてみてください。
熊本県・熊本市の人物試験の情報は公開されており、「熊本県情報プラザ」や「熊本市情報公開窓口」で入手することが可能です。
しかし、「面接試験での質問」だけは公開されておらず手に入れることができません。
東京アカデミーでは、受講生からの情報収集により、面接試験の質問内容についても全自治体の豊富な情報を取り揃えています。
今回は、その中から、「熊本県・熊本市」の面接試験についてご紹介していきたいと思います。
初めに面接試験の概要から見ていきましょう!
個人面接1
内容:基本的には事前に提出している面接前調査票をもとに受験者自身に関して聞かれます。
時間:約20分
実際に聞かれた質問の一例:
・熊本県を志望した理由について。
・希望校種とその理由について。
・ストレスの発散方法は何か。
個人面接2
◆小学校教諭等、中学校教諭等、小・中学校教諭等
内容:模擬授業のあとに実施され、模擬授業に関する質問などがあります。
時間:約15分(模擬授業の時間は含まない面接のみ時間)
実際に聞かれた質問の一例:
・今後の展開とまとめはどのようにするか。
・この授業で大切にしたことは何か。
◆高等学校教諭等、特別支援学校(学級)教諭等、養護教諭、栄養教諭
内容:模擬授業はなく面接試験が2回実施されます。専門性の高い質問もあります。
時間:約25分
実際に聞かれた質問の一例:
・【養護教諭】腕を骨折した子どもへの対応と声かけについて。
・【特別支援学校(学級)教諭等】特別支援学級と学校の違いは。
・専門性を高めるために何をしていくか。
個人面接1
内容:机上のテーマが書かれたプリントを見て構想(1分)→自分の意見を述べる(2分)→質疑応答(15分)で実施されます。2020年夏試験では、ロールプレイも実施されました。
時間:約20分
実際に出題されたテーマの一例:
【小学校】隣の学級の先生から「あなたの学級はザワザワしていつもうるさい」と話をされた。学級担任として,どのように対応するか。具体的に述べよ。
実際に出題されたロールプレイの一例:
うちの子が『先生の授業が分からない。クラスも騒がしくて集中できない。隣のクラスの先生の授業がわかりやすいからうらやましい』と言っているが,どう対処してくれるの?」と保護者からのクレームの電話あった。対応を実演。
個人面接2
内容:基本的には事前に提出している面接カードをもとに受験者自身に関して聞かれます。
時間:約20分
実際に聞かれた質問の一例:
・熊本市を志望した理由を述べよ。
・あなたの性格で教師に向いているところはどんなところか。
・ボランティア経験で学んだことは何か。教育現場で活かせることはあるか。
このほか、模擬授業のあとにも、模擬授業に関する質問が10分程度あります。
・試験会場まではどうやってきたか。/どれくらいかかったか。
熊本県で導入の質問としてよく聞かれます。簡単に答えられるようにしておくと、そのあとに続く面接も落ち着いて臨めると思います。
・なぜ熊本県(熊本市)ではなく熊本市(熊本県)を志望したのか。/なぜ熊本県(熊本市)を受験しなかったのか。
熊本県でも熊本市でも非常によく聞かれています。私が面接官であったとしても受験生に問いたい質問です。熊本で教員になる場合、「熊本県」と「熊本市」2つの選択肢があります。どうして、その自治体の教員になりたいのか明確に言えるようになっておきましょう。受験の予定がなくても「熊本県」「熊本市」両者の教育施策や通知文書等を確認し、それぞれの違いや魅力について研究しておきましょう。
・長所をどう(教育現場で)活かすか/短所をどのように改善しているか
・失敗をどのように改善し、今にどう活かしているか
短所や失敗の経験をどのように乗り越えてきたか(改善してきたか)という「過程」が重要です。また、その経験をどのように教育現場で活かしていくかを考えておきましょう。
・教師間で意見が合わなかった場合の対応
教師間の連携に関する質問もよくされています。例えば、「周りの先生とどのようにコミュニケーションをとっていくか」、「学校がチームで働くために大切だと思うことは」という質問もありました。
・理想の教師像
熊本県においてよく聞かれています。自分の熱意をアピールするチャンスでもあります。問われているのは教師のあるべき姿であり「教育方法」ではないので、「どのように教えるか」といった指導方法のレベルに終始し、的を外した回答にならないよう注意が必要です。
・ICTに関する質問
熊本市でよく聞かれています。特に模擬授業後の質問で「今後の授業の流れでICTを使う場面はあるか」「ICTの活用について,どう考えているか」という質問が多くの受験生にされていました。
・〇〇な場面でどのように対応しますか。
具体的な場面を挙げ、どのように対応するかという質問は、熊本県、熊本市の両方でよく聞かれます。
さらに、熊本市では答えるだけでなく「実演」が求められます。
実際の質問例:教科書にバカと書いてあると子どもが言って来たらどう対応するか。
・今年はコロナウイルス感染症に関する質問もありました
コロナウイルス対策をどうするか(熊本市)
コロナウイルスが心配なので掃除させたくないという保護者への対応について(熊本県)
2020年夏試験では熊本県が2名、熊本市が2~3名の試験官が担当されたようです。
熊本市の個人面接1では、受験者が述べた意見に対し、深く質問されたり、反対意見を言われたりするため、圧迫に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
終始、穏やかな雰囲気の中で試験があったと報告してくれた方もいらっしゃいます。
面接対策が不安という方がいらっしゃいましたら、ぜひ東京アカデミー熊本校の「面接対策」をご活用ください。
■通学講座
11月から面接対策をスタートしています。もちろん、これからご入会いただく方にも手厚くサポートをしていきます。
実践指導も充実した講義が魅力
面接対策ガイダンス→自己分析シート/面接回答シートの作成・添削・フィードバック講義でステップアップを図ります。
6月以降は受験校種・教科ごとに面接指導を行い、専門性の高い質問への対策も行っていきます。
個別指導も実施
入会後すぐ、印象を司る視覚情報(見た目)、聴覚情報(話し方)の個別指導を実施します。
人物試験直前期には、1次試験合格者を対象に個別指導を行います。
■短期講習
1日限定の気軽にご参加いただける講座も豊富にご用意しております。
1)面接対策「視覚・聴覚・言語情報」完全マスター講座 2021年1月24日(日)~2021年4月3日(土)[土日で実施]
2)自己分析、自己PR書き方ゼミ(※添削指導付き)2021年4月3日(土)
3)人物試験直前面接対策講座 8月上旬実施予定
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