東京アカデミー岡山校
ブログ
みなさんこんにちは。
明日12月24日は、文科省が定める学校給食感謝の日です。
学校給食の起源は明治時代にまで遡ります。
明治22年、岩手県で貧困児童に無料で学校給食を実施したことが起源とされています。
その2年後、明治44年には岡山県の一部学校でも給食が実施されるようになりました。
今日は「栄養教諭」に関するお話です。
栄養教諭制度が設けられた理由は、「食育を推進するため」です。
子どもたちが将来にわたって健康でいられるように、「食の自己管理能力」や「望ましい食習慣」を身につけさせるため、正しい知識に基づいて指導や管理を行うのが栄養教諭です。
~具体的な職務内容~
①食に関する指導
・肥満、偏食、食物アレルギーなどの児童生徒に対する個別指導を行う。
・学級活動、教科、学校行事等の時間に、学級担任等と連携して、集団的な食に関する指導を行う。
・他の教職員や家庭・地域と連携した食に関する指導を推進するための連絡・調整を行う。
②学校給食の管理
・栄養管理、衛生管理、検食、物資管理など。
具体的な職務内容を見てみると、給食に関すること以外のお仕事もありますね。
さて、栄養教諭を目指すみなさんに、ぜひチェックしておいていただきたい資料をご紹介いたします。
国は、「食育基本法」に基づき、都道府県、市町村、学校園などの関係機関、団体等とともに食育を推進してきました。
その施策を総合的に実践するための方向性や数値目標を掲げたものが「食育推進基本計画」です。
「食育推進基本計画」(平成18年4月)→「第2次食育推進基本計画」(平成23年4月)→「第3次食育推進基本計画」(平成28年4月)の順で示されており、現在では「第4次食育推進基本計画」が検討されています。
現在重要課題等のヒアリングが進められ、予定では年内に骨子案の作成、年明けに第4次基本計画(案)が作成される見込みです。
最終的には、2021年3月頃、第4次基本計画の決定(食育推進会議)が予定されているため、栄養教諭を目指す皆さんはしっかり動向をチェックしておいてください。
というのも、実際の教員採用試験でも、第3次食育推進基本計画の食育推進の目標と具体的な目標値についての出題が見られました。
基本計画内に示される栄養教諭の職務や役割だけでなく、具体的な目標値も正しく覚えておいてくださいね!
栄養教諭を目指す方から、「身近に同じ目標を持つ人が少ない」「相談できる人がいない」という声をよく耳にします。
東京アカデミー岡山校には、ここ数年、毎年栄養教諭志望の方に通学していただいております。
2018年受験の受講生は、高倍率にも関わらず見事最終合格!
2020年受験の受講生は、最終合格は惜しくも逃しましたが、現役大学生にして見事1次合格をつかみ取りました。
2021年受験の講座にも既に栄養教諭志望の方が通学されています。
岡山県の栄養教諭は、数年前には競争倍率が40倍以上に上るなど、本当に合格が目指せるものなのかと不安に感じている方もいらっしゃると思います。
また、岡山市は昨年から初めて栄養教諭の採用が開始になるなど、試験内容にまだまだ不明点が多くあります。
独学に限界を感じている方やあまりの高倍率に不安を感じている方は、ぜひ、一度岡山校までお問い合わせください。