東京アカデミー松山校
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メリークリスマス!教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
今回は、だれもがハラハラ・ドキドキしながら受け取ったことがある、「通信簿」「通知表」「学習の歩み」などと呼ばれている、学校内の子どもの生活・学習状況をまとめたものの中から、「学習評価」についてまとめます。
学習評価について、必ず目を通してほしい資料は『児童生徒の学習評価の在り方について(報告)』(平成31年1月 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会)です。この報告は、2020年度以降順次実施されている学習指導要領をもとにした学習評価の在り方について、基本的な考え方や具体的な改善の方向性についてまとめられたものです。
【『児童生徒の学習評価の在り方について(報告)』についての重要ポイント】
①「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力,人間性等」の資質・能力の三つの柱で、各教科等の目標や内容を再整理する。
②学習評価は、教育課程や学習指導の改善に発展・展開させるカリキュラム・マネジメントの中核とする。
③「観点別評価」「評定」「個人内評価」で評価する。
評価の基本構造については、下図の内容を押さえておきましょう。
先生方に対して、学習評価の結果が、児童生徒の学習改善につながるよう取り組んでいくことが求められていますので、しっかり押さえておきましょう。