東京アカデミー町田教室
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ドイツのアンゲラ・メルケル首相が12月9日に連邦議会で行った演説が話題になっております。
普段は元科学者らしく冷静沈着なスピーチが多かったようですが、身ぶりや手ぶりを交え、その表情も含め「感情」を全面に出して国民に対しコロナ対策への協力を訴えられたようで、「感動のスピーチ」とメディアで報じられていました。
それだけで今日のドイツがパンデミック第2波で苦戦している現状を窺い知ることができます。
日本国内でもワクチンの国内初の承認申請もあったようですが、ここ東京都で12月17日に新規感染者数が800人を超え、20日には日曜日としては過去最多の新たな感染者数を記録するなど、終息どころか悪化の一途を辿っていますので、まだまだ気の緩みなく、警戒して日常を送る必要がありますね。
前振りが長くなりましたが、本日の話題はコロナではなく、パフォーマンス(≠演技)の話しです。
メルケル首相の演説もみて、最後に人の心に訴えかけるものは「感情」なのかなと思いました。
以前に数名の受講生から二次試験の面接時に「泣いてしまった…」と試験後に報告を受けたことを思い出しました。
話を詳しく伺うと、別に嫌な質問をされて答えに困ったとか、極度の緊張感から泣いてしまったということではなく、
昔から憧れた教職という仕事まであと一歩のところまで来れたことや自分の教職に関する気持ちを熱弁しているうちに感極まったということのようでした。
報告をしてくれた複数名の方は、皆さん最終合格をされていました。お一人の方は、二次選考の倍率が3~4倍と当時は比較的高い校種・教科だったと記憶しています。
面接時に『泣く=感情をコントール』できないとも言われている一方で、人の心を動かすことができるのも『コントールできない感情』なのかと思います。
特に人との関わり合いが大切な教員という仕事では、時には「感情的」であるということも必要な資質なのかなと考えています。
東京アカデミーでは、パフォーマンス(=演技)指導は行いませんが、心を動かす「面接」対策は人物対策の各講義内で実施していきます。
一般選考・特例受験/人物試験対策各コースの入会を受付けております。
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