東京アカデミー津田沼校
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皆さんこんにちは!東京アカデミー東京校 教員採用試験対策担当の畠山です。
本日のブログでは、教員採用試験合格のためには欠かすことができない“自己学習(自習)”について、学習を効率的に行うための『複線型学習』のやり方をご紹介したいと思います。
自習はしなければいけないと分かっていても、中々その時間が取れない…と悩まれている方も多いのではないでしょうか。確かに、毎日3~4時間の学習時間を確保することは、初めのうちは難しいかもしれません。かといって、時間がないからといって勉強しなければ合格が遠のいてしまいます。
そこで、まずは今日からでも始められる『複線型学習』から取り組んでみませんか?
昔から「三上(さんじょう)」といって、馬上・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)の3つの場所は、考えをまとめたり、文章を練ったりするのに最適な場所とされてきました。実はこの「三上」、勉強するのにも最適な場所なんです。実際、資格試験や事業の成功者の体験談を読むと、必ずと言っていいほど「ハンパ時間の活用」を挙げていることに気が付きます。
「勉強したいけれどなかなか時間が取れない」というのではなくて、「時間は作り出すもの」と捉え、「5分、10分といったハンパ時間なら1日のうちに無数に転がっている」という考え方をするのがポイントです。
例えば、【馬上】ですが、現代でいえば「車上」(通勤・通学途上の電車の中)になるでしょう、過去にはipadをノート代わりに使っていた受験生が、電車移動の間にそのipadを見ながら、前日行った勉強の復習を行っていました。他にも、スマホのアプリで『単語帳』を作成し、教育心理や教育史の人物名と主な著書や名言、実験・研究などをまとめ、電車に乗っている時に暗記学習を行うという方もいました。電車の中で分厚い参考書を取り出して…ということに抵抗がある方でも、各種モバイル機器を活用することで、電車内学習をスマートに行うことができます。
次に【厠上(しじょう)】ですが、これはトイレのことです。トイレの中に簡易本棚をセットすれば、1日数回、トイレに費やすハンパ時間を勉強に充てることもできるでしょう。1冊参考書をトイレに置いておくだけなので手軽に始められます。実は、トイレという狭い個室空間は短時間学習には最適ともいえる場所なので、気になった方は試してみてください。
最後に枕上ですが、これは睡眠学習の話ではありません。眠る直前の短い時間を学習に充てるということです。これも枕元に1冊参考書を置いておくだけなので、手軽に始められます。数学界のノーベル賞といわれる「フィールズ賞」を受賞した日本人はたったの3人しかいませんが、そのうちの一人である弘中平祐は、「問題と共に寝る」ところまでいったと言われておりますが、皆さんの場合はそこまでしなくても大丈夫です。寝る前の5分を使って参考書を読むだけでOKです。
1日わずか5分の差が半年では5分×183日=915分≒15時間となります。10分だと2倍の30時間という巨大な差となってはねかえってくるのです(もしも5分のハンパ時間を1日6回活用している人なら、半年たらずで90時間活用することになります!)。
教員採用試験の受験者には、「教育法規がとにかく苦手なんです」と嘆く人が多いですが、法律の勉強に当てている時間の絶対量が少なすぎるケースがほとんどです。こういったハンパ時間も活用して、法律の知識を増やすための時間をとにかく増やすべきでしょう。主婦でもビジネスマンでも、テキパキと物事を進めていく人は、間違いなく「同時並行処理」を行なって、「時間の密度」を高める工夫をしています(洗濯が完了するまで洗濯機の前でずっとそれを見ている主婦はいませんし、炊飯器でご飯が炊ける間におかず作りを進めるでしょう)。
勉強も「単線型」で行なうのではなく、「複線型」で行なうのがコツなのです。
もちろん、教員採用試験合格のためには、すき間時間やハンパ時間を使った学習だけでは足りません。
本線となる学習時間に加えて、このような複線型の学習を行うことで合格を近づけることができるのです。7月の本試験に向けて計画的に学習を進めていきましょう!
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