東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
本日は、いよいよ今週に差し迫りました「大学入学共通テスト」についてご紹介したいと思います。
実施日は1/16(土)17(日)です。新型コロナウイルスの影響も鑑みて追試験日程も設けられているようです。
約30年にわたって実施されてきた「大学入試センター試験」は昨年度で廃止となりました。
今年から新たに実施される「大学入学共通テスト」について、大学入試センターは「大学入学共通テストの果たす役割」を下記の通り示しています。
【大学入学共通テストの果たす役割】
①大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力等を問う問題作成
②各大学が実施する試験(面接や小論文、学校推薦など)との適切な組合せによる大学入試の個性化・多様化
③国公私立大学及び公私立短期大学等を通じた入試改革
④アラカルト方式による各大学に適した利用
特に①にご注目ください。①は、平成2 1年告示高等学校学習指導要領において育成することを目指す資質・能力を踏まえた問題作成がなされる、ということです。
この度、大学入試センター試験を廃止し新たに大学入学共通テストを実施するにあたって、実施科目や内容を決定する際には新しい学習指導要領の内容を基に様々な検討が行われてきました。
学習指導要領が変化すると、学びの内容、育成を目指す資質・能力も変化します。それに伴い、今回の「大学入学共通テスト」のように、進路決定のための入学試験にも影響を与える、ということですね。
このように、「学習指導要領」は教員採用試験だけでなく、子どもたちの将来・進路決定にも関係する重要なものです。
このブログを読んでくださっている皆さんも、ぜひ、採用試験のために文言を暗記するのではなく、学習指導要領の目的やその内容を理解するため、解説とともにしっかりと読み込んでみてください。