東京アカデミー旭川校
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こんにちは。公務員担当の服部です。
本日は面接対策のポイントとして、自分の歴史を整理しようと題して、一貫性と積極性をもつことの重要性について述べていきたいと思います。
そもそも公務員試験の面接では、みなさんが公務員を目指すに至った過程(きっかけ)が良く質問されます。
理由(意図)は、その質問を通して、
①公務員(志望する職種)という仕事を理解して目指しているか。適性はあるか
②本気度(第一志望度)③考え方(価値観等)、人柄(性格)等
面接官がみなさんを評価するために、一番知りたい公務員としての適性や人間性(思考)等、多くのことを知ることができるからです。
しかし、その場しのぎの受け答えですと、どうしても矛盾が生じてしまい、
→全体の印象を悪くしてしまう(この受験者は嘘を言っているのでは?)
と思われると良い結果につながりません。
もっと言うと、国家公務員一般職での2次試験(人事院面接)の面接評定項目には、
「表現力」という項目があります。
これは、質問に対して的確か?話し方がわかりやすいか?というだけではなく、
話している内容に一貫性はあるか?矛盾しているところはないか?
という着眼点として見られるため、一貫性をみせないと、この評定項目でよい評価を得ることができないのです。
これらの質問に対して、対応する一つの手法として、自分の歴史(過去)を整理することをご提案します。
今回は一貫性をもたすたため、最低限必要な3点をご紹介します(現役大学生向け)
★A【何を目指し(考え)て、大学(学部・専攻)を選択したか?】
★B【公務員(職種)を目指すきっかけ?】
留意点:過去の経験、人との出会い、職業観、価値観、性格、社会情勢 他
★C【公務員を目指す上でアクションを起こしたこと?】
留意点として(一例)
・HPや広報等で調べる。先輩や知り合いの公務員から話を聞く。現地に赴く。
・説明会に参加する。関連するボランティア活動、ゼミ活動、アルバイトを行う。
・自分の性格にあっているか。長所をいかせるか検証する。足りないところがあれば、併せて克服する努力をする。
・仕事のどんなところが大変か。やりがいか考える。
・目的・目標を立てる。自己啓発(自分を高める努力)他。
以上の3点(A~C)は志望動機にも繋がりますので、必ず書き出してみましょう。
A→Bに繋げられる方は、問題ないと思いますが、例えば専門職・資格職系の大学から一般行政職を目指す方は、少し努力と工夫が必要です。
Bの【公務員を目指すきっかけ】とC【公務員を目指す上でアクションを起こしたこと】をよく整理(併せて箇条書きでよいので、複数の回答を準備)して、関連付けていくことが大事です。
必要以上に、一貫性をもたせすぎる必要はありませんが、面接官は様々な角度から追加(掘り下げた)質問をしてくるケースもありますので、ご注意ください。
※ちなみに旭川校では、自己分析と併せて、自分を振り返り、何を行動していくべきか。通学講座の人物対策の講義のなかで、アドバイスをさせて頂いております。
上記のなかで、一番のポイントを上げると、
Cの【公務員を目指す上でアクションを起こしたこと】になります。
AとBは、過去のことですので、残念ながら変えることができません。
しかし、Cはこれからトライすることで、いくらでも変える・つくることができます。
さらに、上述した面接評定項目の中には、積極性という項目があります。
この評価を上げる意味でも過去から現在そして未来へ繋がるような積極的な行動を沢山しましょう。
そこで1つオススメなアクションとして、現職の公務員の方による、東京アカデミーの「官庁・自治体説明会」への参加です。
上記に加えて、公務員を目指すにあたって、まずは職業理解が重要であり、その1つの手段として、モチベーションのアップも期待できます。
自分が第一志望している職種はもちろんですが、ぜひ優先度が低い職種の説明会もご検討ください。
理由は、選択肢をひろげる他に、様々な職種(国・都道府県・市町村)の違いを知り、分析することで、第一志望で働きたい理由に深みがでるからです。
通常は、各校に赴いて参加頂くものですが、コロナ感染拡大防止のためオンラインで行わる説明会もあり、遠方に向かわなくてもご自宅で参加できることは、メリットだと思います。
詳しくは上記バナーをご確認の上、お申込みください。
なお、旭川エリアの説明会は3月に企画をしております。
詳しくは、改めてご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。