東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
今日は、「答申」や「通知」の学習方法について、少しだけご紹介いたします。
各自治体の過去問を振り返ってみても、「答申」からの出題が見られますよね。
「答申」は、文科省のWEBページにアクセスするとそれぞれの内容を確認できます。
⇒中央教育審議会 試問・答申等一覧(クリックで文科省のページへ移ります)
たくさんある上、それぞれ結構な量があり、全部読まないといけないの⁉と億劫になってしまいがちです。
ですが、大丈夫です!すべての答申のすべての文章を読んで理解し、試験の為に暗記しようとする必要はありません!
各答申の内容にもよりますが、例として「教育振興基本計画」を取り上げて、学習方法を紹介いたします。
教育振興基本計画
■基本事項(「概要」をクリックで文科省のページへ移ります)
まず、教育振興基本計画は第1次~第3次まであります。
第1期(対象期間:平成20年度~平成24年度)→概要
第2期(対象期間:平成25年度~平成29年度)→概要
第3期(対象期間:平成30年度~平成34年度)→概要
■勉強方法
試験に出る可能性があるのは第3期です。
ただ、試験に出ると言っても、教育原理・法規・心理・教育史をきちんと勉強しておけば、教育振興基本計画を読み込んでいなくても解ける場合が多くあります。
例えば、「第3期教育振興基本計画」の前文から以下のような穴埋め問題が出たとします。
〔問〕「我が国の近代学校教育は,明治5(1872)年に公布された( A )により開始され(以下略)」この文章の( A )に入る言葉は?
上記のような問題なら、教育史を勉強していれば解けますよね。Aの答えは「学制」です。
教育振興基本計画の勉強としては、第1期~第3期までの経緯や目的を把握するために、それぞれの概要を見ておくことをオススメいたします。
結論として、ただ本文を全部読むのは非効率ということです。
では、どのように勉強すればいいのでしょうか。
いきなり答申を勉強しようとするのではなく、まずは教育原理、法規、心理、教育史などの学習を着実に進め、理解を深めていくと、「答申」を読んだときにつながる点が多く、結果的に答申や通知を理解しやすくなります。
また、こういった答申や通知は、随時時世に合わせて新たなものが発出されます。
なので、【概要】を基に過去の答申から現在に至るまでの経緯やその方針を把握することから学習をすすめると、効率的に学習に取り組めます。
東京アカデミーでは効率的な学習方法として、多くの情報の中から不要なものと必要なものを仕分け、その中でも更に重要なもの、その重要なものの中でも更に重要な部分はどこか、突き詰めて効率的に学習を進めていきます。
どんな授業なのか気になる!と興味を持ってくださった方は、ぜひ、一度高松校までお問い合わせください。
それではまた。