東京アカデミー広島校
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こんにちは、東京アカデミー広島校の入江です。
本日は、専門試験科目の「経済原論」の対策方法についてお話します。
国家一般職では40点中10点、広島県・広島市の行政区分でも40点中9点と試験の合否を分けるといっても過言ではない配点がなされています。
公務員試験における超重要科目です。しかし、文系は見たことがない可能性もある微積分や、曲線に曲線が絡まる奇々怪々な費用曲線など、理屈が分かるまでは頭が痛くなる要素が満載の科目でもあります。
文系から嫌われがちな経済原論ですが、その配点の高さゆえに避けられない、公務員試験における一つの鬼門といえる科目です。
(但し、広島県広島市志望の受験生に限っていえば「広島県」「広島市」「国家一般職」は専門試験科目が選択式なので、実は経済学をある程度スルーすることができます。「広島県」「広島市」の科目選択について知りたい方は下記のこちらの記事をご確認ください。)
負担の大きさばかり述べてきましたが、意外とやってみるとハマる方が多い科目でもあります。世の中こんな風に回ってるんだ!という話を理論立てて説明するので、社会に興味があるとハマりやすいと思います。具体的に言うと「夕方のニュース(キャスターがつらつらとニュースを読み上げるだけの番組)を延々と見続けていられる人」向きの科目です。
一企業の経営の進退を判断する「損益分岐点」「操業停止点」を計算できたり、政府がやっている経済政策と私たちの生活の関連性が分かる「IS-LM曲線」など、小難しそうな話が分かったときの達成感もひとしおです。
楽しい!と思えたらそのままガンガン格闘して欲しいところですが、何がおもしろいんだこんなの…となる人はどうするべきでしょうか。
結局配点の問題で逃げられないので何とか噛り付くしかありません。問題は噛り付き方です。闇雲に格闘したところでその物量に負けてモチベーションが根こそぎ持っていかれる可能性が高いです。
よくある話にはなりますが「頻出範囲の徹底攻略」、これしかありません。
例えば先ほど例示した「IS-LM曲線」は頻出中の頻出です。ついでに言えばここで必要な計算は関数の中では一番単純な1次関数だけです。(グラフにすると直線の式、ちなみに2次関数はグラフにすると楕円を半分にしたような線を描きます)計算難易度も低めな問題が多いのでお勧めです。
科目選択制の試験ではそのメリットを存分に活用すればよいですが、逃れられない場合は腹を括って格闘しましょう。ただし全部と殴り合う必要はありません(多分勝てません)。出やすい、見やすいの2拍子を大事に攻略を進めることをお勧めします。その分他で点を取りましょう。
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