東京アカデミー町田教室
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こんにちは。
東京アカデミー立川校の教員採用試験担当・弓削です。
年が明けて、教員採用試験の本試験日まであと約5~6ヶ月となりました。
東京都は例年7月第二日曜日が第一次試験日ですので、6ヶ月もないですね。
受験生のみなさん、試験対策は順調に進んでいますか。
東京都では一次試験で教養試験・専門試験・論文試験、二次試験で面接試験・実技試験が行われます。
中でも、論文試験、面接試験は、筆記試験で計ることのできない教員としての資質能力が受験生に備わっているかを試す試験で、苦手意識がある方が多いように思います。
本日は、そんな論文・面接試験についてのお話です。
論文・面接試験(以下、人物試験)で計られる、教員としての資質能力とは何でしょうか。
確認しておきたいのは、中央教育審議会が2015年12月21日に発表している「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」です。
これによると、「これからの時代の教員に求められる資質能力」について、以下のような内容が記されています。
さらに、2021年1月14日に、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと, 協働的な学びの実現~(答申案)が発表されました。本文の最終ページ「今後さらに検討を要する事項」には、
が挙げられています。ICT活用や少人数クラスなど進化していく教育現場に迅速かつ的確に対応する人材が求められていくことになるのではないでしょうか。
人物試験ではこういった資質能力が備わっているか評価するというわけですが、人物試験が難しいと感じるのはなぜでしょうか。
受験生を悩ませる原因の一つは、知識を問う質問を除いて、人物試験には唯一絶対の「正解」がないからだと思います。
人物試験では、教職への情熱などをいかに試験官に伝えるかがポイントになります。情熱の伝え方は人によってアプローチが異なりますよね。いろいろな回答が考えられます。
面接試験では大きく分けると次の2点から判断されます。仕草や話し方、自分の考えを試験官に表現するといった形式的な面と質問に対する回答内容がふさわしいかという内容面の2点です。
論文試験も同様で、試験官が一読して理解できる構成力・文章力・表現力があるか(形式的な面)と論述内容に教員としての適性があるか(内容面)が評価されます。
受験生は、伝える力を養うこと(形式面)と回答内容の引き出しを増やすこと・深めること(内容面)が重要となります。
そこで、東京アカデミー立川校では、論文・面接試験で高評価を得るための対策講座を新しく開講することにしました。
東京アカデミー立川校では、教員採用試験の人物試験において、伝える力の養成と回答内容の充実を目指す「ラーニング・コモンズ(※)を利用して学ぶ 東京都対応論文・面接試験対策講座」を今年度から新規に開講します。
※ラーニング・コモンズの定義は一定ではありませんが、主に大学の図書館などに併設され、学習者の能動的な学習を支援する学習環境のことをいいます。
この講座では、ラーニング・コモンズの「学習者の能動的な学びを支援する」点に焦点を当てた講義を行います。
具体的には、受講生間でグループを作って今日的な教育課題(※)などについての話し合いを行ったり、話し合った内容の発表活動を取り入れていきます。
※今日的な教育課題には、読解力の低下、規範意識の低下、情報活用能力の育成、学校・家庭・地域の連携などが挙げられます。
前段で記した通り、教員採用試験の人物試験は自分の考えを試験官に上手く伝える力が必要です。上記のような活動を通して、自分の意見を構築すること、それを複数の人に伝えることでコミュニケーション・スキルの向上を図ります(形式面)。
また、受講生間の活動では、他者の教育課題に関する考え・具体的な解決の方針を聞くことができます。活動を重ねる中に、自分とは異なる考えに触れる機会があることと思います。
そのような「自分にとって新しい考え」を聞くことは、教育課題に対する考えの幅を広げる端緒となります(内容面の充実)。
このように講座内では伝える力を養い、回答内容の充実を図りますが、講義を効果的に行う促進ツールとして、タブレット、アクティブ・ラーニング用の机・椅子、電子黒板、プロジェクターを適宜利用する予定です。
最終的には、学習してきた内容が実際の本試験で役立つ能力となっているか、本試験を想定した面接シミュレーションや論文の作成・添削指導で仕上げていきます。
人物試験が苦手な方は、教育課題についての具体的な解決策を提示できなかったり、表現できなかったりしているのではないかと思います。
当講座は、クラスのみんなが団結して教員採用試験の合格を目指す講座です。
1人では難しくても同じ教員採用試験合格を目指す仲間と一緒ならできるかもしれません。
当講座は指導内容の特性上、小規模クラスでの実施を予定しておりますが、既に10名を超える受講生の方に集まっていただいております。
今後の集客状況によっては定員締切の可能性もございますので、ご興味がおありの方はお早めにお申込ください。
試験合格へ向けてともに学習してくれる受験生の方をお待ちしています。
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