東京アカデミー立川教室
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こんにちは!東京アカデミー池袋校の教員採用試験担当の渡辺です。
先日、大学入学共通テストが終了しましたが、2次の個別学力検査を中止するということが一部の大学より発表されました。授業ももちろん、受験にも大きな影響を与えることになり今年受験をされる方や進路指導にあたる先生方は、大変なご苦労をされていることと拝察します。
さて本題ですが、本日は〈中高・保健体育〉専門教養対策に関するお知らせです。
まず、〈中高・保健体育〉採用選考試験の現状です。
他の校種・教科の例に漏れず、大量退職等に伴う採用者数の増加と受験者数の減少によって、数年前と比較すると採用倍率低下の傾向にあります【首都圏自治体2021年度採用試験結果:4.9~17.9倍】。
ただ、退職者数は2020~22年度にかけてピークをむかえ、その後は減少に転じると予測されております。採用者数もすでに埼玉県高等学校ように、減少に転じていると思われる自治体もありますので、自治体によって状況は異なるようです。
採用試験実施状況の詳細や今後の予測などは、公立学校教員採用選考試験の実施状況〈文部科学省〉や各自治体が公表している《学校教員統計調査》などをご覧いただくと参考になるかと思います。
続いて、出題範囲についてです。
〈中高・保健体育〉の専門教養は、自治体によって
①学習指導要領中心型〈神奈川エリア中学校、埼玉エリア中学校〉
②知識(競技規則や専門用語など)中心型〈東京都〉
③バランス型〈神奈川エリア高等学校、埼玉県高等学校、千葉県・千葉市〉
と問題構成が異なりますので、受験自治体ごとに注視が必要です。
以下各分野からの主な出題内容です。
◆学習指導要領
旧学習指導要領からの変更点はもちろんのこと、ほぼすべての記述が出題対象となりますので、細部まで繰り返し読み込み、理解を深めておきましょう。
◆体育分野
器械運動、陸上、水泳、球技、武道は専門用語〈技の名称や技術用語〉や競技規則を確実にしておきましょう。特に競技規則は頻繁に改正がされますので、過去問を取組まれる際は、最新の競技規則としっかりと照らしあわせて確認をしておきましょう。水泳では、前述した内容以外にもプールの安全管理基準などもしっかり押さえておきましょう。武道では『学校体育実技指導資料』〈文部科学省〉からの出題も見られますので、目を通しておきましょう。
その他では、オリンピック関連やスポーツ庁から出される「報告書」「ガイドライン」についても確認をしておく必要があります。
◆保健分野
健康に関する分野に出題が集中していますので、ヘルスプロモーションの概念は正しく理解しておきましょう。
病気の予防では生活習慣病、喫煙・飲酒・薬物の乱用による健康被害については最頻出分野となりますので、しっかり確認しておきましょう。その他では日常的な応急処置についての出題などもみられます。
ここまで述べてきたとおり〈中高・保健体育〉専門教養は、広範囲から問題が構成されています。また、高倍率な選考であるがため、“高得点奪取”が求められます。
普段から様々なスポーツに関わっていると、何となくでも解答を導き出すことができるかも知れませんが、合格を確実にするためには、できるだけ取りこぼしを少なくするための正確な知識習得が不可欠です。
そのためには、最新の競技規則、学習指導要領・各種スポーツおよび保健関連の「報告書」などは、今一度丁寧に確認しておきましょう。
東京アカデミーでは、池袋校にて専門科目対策「自治体共通・中高保体」を2月6日(土)より開講いたします。東京都を中心に全国の出題傾向に基づいた効率的な対策を実施します。教室講義とあわせてZoomでライブ配信も行います。
日程や詳細はこちらのページをご確認ください。