東京アカデミー函館教室
ブログ
こんにちは。
東京アカデミー函館校です。
本日は、公務員試験の選択肢の秘密&一般知能に自信がある方が失敗してしまう理由についてお話しをさせて頂きます。
①選択肢の秘密
公務員試験は、5肢択一のマークシートの試験となります。
およそ40~50問程度の問題を120~140分程度で解答していく試験が主流です。
その中で、当然わからない問題、選択肢を絞り切れない問題がでてくると思います。
今まで様々なテストを受験してきた方は、そんな時には、勘を働かせて便宜マークをしていくか、真ん中の選択肢3を付ける方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
下表は、国家公務員試験大卒程度一般職〈試験形式が変更された、平成24年から9年分〉の正答の選択肢になります。
今回は、文章理解について考察いたします。
【文章理解】
選択肢別正答数のシェアを比較すると、圧倒的に、選択肢4が多く、次いで選択肢3.5が多い傾向です。注目すべきは、選択肢1.2が少ない点です。これは、受験生が問題を解く際、選択肢1(上)から順番に肢を見極めていくことが一般的なため、仮に、選択肢1.2の正答が多いと、短時間で解答を終えることになりますので、このような問題構成になっていると推察されます。国家一般職試験で問題を解く時間がない場合は、戦略の一つとして、選択肢3~5から見極めていくというのもあります。
②一般知能に自信がある方が失敗してしまう理由
上述しましたが、基礎能力(教養)試験は、40~50問程度の問題を120~140分で解く(1問3分強)スピード勝負の試験です。しかし、単に知識や解き方を知っていれば、高得点を取れるという試験ではありません。例えば、一般知能(数的推理・判断推理・空間把握・資料解釈)という科目は13~19問程度出題されますが、同じ難易度の問題は出題されません。平易なレベルの問題もあれば、数問程度、難問や新傾向の問題が出題されることがあります。一般知能が好きな方、自信のある方は、難しい問題に対して、正面からあたってしまい、時間を忘れて何とか解答を出そうとしがちです。例え正答にたどりついたとしても、難しい問題でも1点です。それで15分程度時間をかけ、それで時間が足りなくなってしまい、普通レベルの問題を数問余して落としてしまうと本末転倒です。
以上のように公務員試験は、限れた時間のなかで、きちんと出題された問題を観察し、自分の解答力を見極めて、緩急をつけていく(やみくもに解いていくのではなく、この問題は難しいから後回しにする他)ことが重要となります。
これは、普段インプット中心の勉強では、磨くことができませんので、実戦形式の練習をオススメします。詳しくはコチラをご覧ください。