東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
1月27日のブログで『「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)について』を取り挙げましたが、今日はその中の‘総論:ICTの活用に関する基本的な考え方’について…
【総論】
◆「令和の日本型学校教育」を構築し、全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びを実現するためには、ICTは必要不可欠
◆これまでの実践とICTとを最適に組み合わせることで、様々な課題を解決し、教育の質の向上につなげていくことが必要
◆ICTを活用すること自体が目的化しないよう留意するとともに、PDCAサイクルを意識し、効果検証・分析を適切に行うことが重要であるとともに、健康面を含め、ICTが児童生徒に与える影響にも留意することが必要
◆ICTの全面的な活用により、学校の組織文化、教師に求められる資質・能力も変わっていく中で、Society5.0時代にふさわしい学校の実現が必要
(1)学校教育の質の向上に向けたICTの活用,(2)ICTの活用に向けた教師の資質・能力の向上,(3)ICT環境整備の在り方
以上のことが述べられています。
これまでのブログでも11月23日には「GIGAスクール構想」,12月18日には「デジタル教科書の今後の在り方」とICT活用について取り挙げてきました。
このICTの活用については、学校教育現場ではもちろんのこと、大学における教員養成段階においても議論が進んでいます。
毎月開催されている『教員養成部会』(第120回:1月27日開催)では必ず‘教職課程におけるICT活用に関する内容’が議題として挙げられています。
1月14日に開催された「第129回初中分科会・第19回特別部会 合同会議」の会議資料の中に「教員課程におけるICT活用に関する内容の習得促進に向けた取組(案)」があります。その中の〈新たなICTの修得体制〉で“「教職実践演習」においてICTを活用した演習(例えば模擬授業等)を行うこととする。”という記載がありました。
現時点の教員採用試験では、面接試験等でICTの活用状況を問われる(12月18日ブログ掲載:・実際に現場でどういう風に活用しているか、工夫している点は?・実践したことはあるか?もしくはそれを見たことはあるか?)程度ですが、数年後、ICT環境が整ってくる頃には、模擬授業試験等でICTを活用しなければならなくなるかも(⁉)しれませんね。
このICTの活用については、日々変化しています。活用・実践できるよう文部科学省や各自治体の教育委員会のホームページを確認しておきましょう!