東京アカデミー松山校
ブログ
こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
12/18のブログでも取り上げました、「デジタル教科書の今後の在り方について」ですが、1月27日のデジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議(第8回)で配布された資料として、『デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議中間まとめ骨子案』と『学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン(改訂案)』が掲載されていました。(詳細はこちらから⇒☆☆☆)
そのうち、ガイドライン改訂案には「令和3年○月改訂」とありましたが、早ければ3、4月には発表されるのでなないかと予想されます。3、4月の発表であれば、筆記試験での出題可能性は十分にありますので、しっかりと内容を押さえておきたいところです。また、人物試験であれば、以下の点に気を付けて意見をまとめておくとよいでしょう。
【学習者用デジタル教科書の効果的な活用の在り方等に関するガイドライン(改訂案)より】
○創意工夫により、学習者用デジタル教科書の特性・強みを生かした学習方法の開発・改善等を行う
○個別学習の場面やグループ学習の場面など、必要に応じて活用すること
○特別な配慮を必要とする児童生徒等の学習上の困難の低減を行うこと⇒合理的配慮が必要
○学習者用デジタル教科書や学習者用デジタル教材を単に視聴させるだけではなく,「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善に資するよう活用すること
○書くことが大事な場面では,ノートの使用を基本とすること(例:漢字や計算等に関する繰り返し学習、学習内容をまとめる 等)
○児童生徒の健康面に留意すること(例:姿勢に関する指導を行う、目と学習者用コンピュータの画面との距離を30 cm程度以上離す、30分に1回,20秒程度,画面から目を離して目を休めるよう指導する、眼精疲労の有無やその程度など心身の状況について,児童生徒にアンケート調査を行う 等)
○児童生徒の発達段階を踏まえた有害情報等への対策や、情報モラル教育を適切に行うこと
○外部の者等による不正アクセスの防止等の情報セキュリティ対策を講じること
○保護者にも適切に説明をすること
ICT活用指導力の向上は欠かせないものですが、デジタル教科書の使用自体が目的化することのないよう、意見作りに留意していきましょう。