東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
今日は、インターネットに関する指導についてのお話です。
平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(平成30年3月内閣府)では、インターネット接続機器15器機(「スマートフォン」「携帯ゲーム機」など、15種の器機をアンケート項目として列挙)の内、「いずれか1つ以上を使っている」と回答したのは92.3%という結果でした。
また、利用内容のトップ3は、「動画視聴」「ゲーム」「SNSなどのコミュニケーションツール」となっています。
さて、ここまで少しデータを見てみましたが、データを見なくとも、そこかしこでスマートフォンを使用している子どもたちを見かけますよね。
小学生やそれよりも小さな子どもがスマートフォンを操作している光景も珍しくありません。
同時に、インターネットにまつわる犯罪に子どもたちが巻き込まれることも、珍しいものではなくなってきています。
特に、ネットを通じた犯罪の中には、児童生徒の性被害につながっているものもあります。
そこで、文部科学省では、ネットを通じた子供の性被害の防止に向けて、新たに2021年版リーフレットが作成されました。
インターネットにまつわるテーマは面接でも頻出事項です。
集団討論やグループディスカッションなどの中でもテーマとして取り上げられやすいものです。
その他にも、模擬授業・模擬場面などでテーマとして使用されたケースもあります。
中でも、インターネットにまつわることについて「どのように指導をしていくか」は、香川県でもよく質問されています。
どのような犯罪やトラブルに子どもたちが巻き込まれているのか、その経緯はどういうものなのか、正しく認識し、子どもたちを守るために教師としてどう対策をするか・どのような指導をしていくか、意見をまとめておきましょう。
■面接質問例
・インターネットの利用についてどのように指導していくか。
・インターネットの良い面・悪い面をそれぞれ挙げよ。
・保護者から、インターネットに関する指導は家庭で行うと言われた場合どうするか。
・情報モラルについてどのように考え、どのように取り組んでいくか。
・・・などなど。
特に、家庭での使用も多いインターネットについては、その指導には保護者の協力も必要です。
保護者とどのように協力・連携するのかも、一つの視点として考えてみてください。
また、万が一、犯罪やトラブルに遭ってしまった子どもたちにどう接するのかも、考えておきたいですね。
参考:ネットを通じた子供の性被害の防止に向けて(文部科学省)