東京アカデミー東京校
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こんにちは、今日は精神科医の先生からお聞きしたことをご紹介いたします。
※本日のブログ内容はほぼ全て「伝聞」ですので、文章の末尾が何か所も「○○のようです」となっております点ご容赦ください。
「Highly Sensitive Child」の略で、アメリカの心理学者、エレイン・アーロン氏が提唱した言葉のようです。日本語に訳すと「人一倍敏感な子」という意味のようです。
例えば
・先生の叱り声が気になり、自身が叱られているのではないにもかかわらず自分が叱られている気になってしまう、すると先生が怖くなり、教室が怖くなり、学校が怖くなる。
・黒板のチョークの粉が気になり、少しでも自身の衣服に付着すると気分が悪くなる、すると黒板が怖くなり、授業が怖くなり、学校が怖くなる。
・給食で食べられないものを無理に食べようとして匂ったり、口に入れたりすると気分が悪くなり吐いてしまう、すると給食が怖くなり、給食を食べる他の児童生徒が怖くなり、学校が怖くなる。
などといった感じの児童生徒を指すようです。イメージ的には発達障害と逆の概念かと思料いたします。
HSC自体はまだまだ認知度が低いようですが、2018年くらいから精神科医の学会等でテーマになっているようです。インターネットで検索しますと5人に1人存在するとのことです。
ただしHSCは決して病気でもなく、障害でもなく、持って生まれた性格だと聞きました。そうしますと教員のみなさま方の対応と致しましては、まずこういった児童・生徒が存在することを理解し、児童・生徒が過ごしやすいようにある程度児童・生徒のペースに合わせた学校・学級運営が必要なのかと思われます。
あと大雑把で疎い拙者の見解ですが、「敏感」なのは長所なのかと思います。
「周りの動きによく気づく」「相手の気持ちがよく分かる」といったことは、出来るように頑張っても身に付かない人間の天性かと思います。
こうした長所を引き出すのも一つの対応としてありなのかと思います。
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