東京アカデミー東京校
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この度の東北地方の震災におきまして被災されました方々へ心よりお見舞い申し上げます。
教員採用試験では、https://www.tokyo-ac.jp/blog/94817/ (2020年夏試験 東京都教養問4 2020/8/27付ブログ)と、過去問の類似問題が出題されることが多々あるため、きっちり過去問演習をした受講生に有利に働くことがあります。
弊社でも過去問演習講座を設けておりますし、勉強法としても問題はないと思いますが、過去問演習ばかりではリスクがあります。
https://www.tokyo-ac.jp/blog/92530/ (2020/8/21付ブログ)にて試験委員のお話をさせていただきました。考えられるリスクとしては2点あります。
①万が一試験委員が変更になった場合、問題の傾向や問題文の言い回しが変わる可能性があります。
2020年夏試験では埼玉県・さいたま市の人文科学の試験問題の傾向が少し変化しました。https://www.tokyo-ac.jp/blog/92416/ (2020年夏試験 埼玉県・さいたま市教養問4 2020/8/20付ブログ)
埼玉県・さいたま市の文学史は平安・明治・大正時代の作品からの出題が多いとばかり思い込んでいる中で、このように昭和後期~平成の作品から問題が出題されますと、想定と異なる出題にパニックになる、過去問演習ではやっていないので分からない、といった事態に陥ります。
また複数の予備校の模擬模試を学校団体で受験される学校様がおられます。目的は「本試験の問題文が見慣れない言い回しでも対応できるように」とのことです。※模擬試験は予備校が違えば作問者が異なりますので、問題文の言い回しは微妙に変わります。
②初出題の論点に対応できない可能性が高いです。
東京都の2020年夏試験では「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」に関する問題がありました。出題は初です。
https://www.tokyo-ac.jp/blog/93250/ (2020年夏試験 東京都教養問9 2020/8/25付ブログ)
詳しくは「②流行」の中で申し上げますが、そもそも数年前までは青少年がインターネットを頻繁に利用することなど想定もされていなかったことです。それが2021年4月からのGIGAスクール構想により利用が想定されるどころか授業で本格的に利用されます。
こういった、時代の変化に伴い初出題される問題があった場合、当然過去問演習ではやっていないので分からない、といった事態に陥ります。
ではこういった事態を回避するための策として何が考えられるでしょうか。これもいろいろ手段あると思いますが、拙者が考える一番手っ取り早い方法は、
①ご自身の志望する自治体と傾向が近似する自治体の過去問演習をする
②答案練習会、もしくは模試を受験する
ことかと思います。
(続く)
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