【教員採用試験】勉強法の手段③～過去問演習にプラスした学習を！

昨日の続きとなります。

 

①ご自身の志望する自治体と傾向が近似する自治体の過去問演習をする

教員採用試験は全国68自治体あります（試験問題の種類としては53種類）ので、○○県と△△県の試験が似ている、といったことは多々あります。自治体が異なれば、作問が外部委託の場合で委託先が同一の業者である場合以外作問者が異なりますので、是非志望する自治体と傾向が近似する自治体の過去問演習をしてみてください。

 

1都3県の試験と傾向が近似する自治体の紹介を少しだけさせていただきます。

※全て弊社調べ、弊社の判断が入っており2021年夏試験は変更となる可能性がございますので下記情報のご利用はご自身のご判断でお願いいたします。

※1次試験の教養試験のみ掲載し、ご当地問題は除きます。

※他に詳しく知りたい方は各校舎にお問い合わせください。

 

東京都

（試験問題が近似する自治体）岩手県

（理由）①教職教養のみからの出題　②教育原理・教育法規・教育心理・教育史から万遍なく出題　③学習指導要領、特別支援、生徒指導、教員の研修など頻出分野にも類似性があり　④岩手県の「正しいものを組み合わせていく問題」形式は、近年東京都で増加

 

神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市（新潟県・新潟市もほぼ同じ）

（試験問題が近似する自治体）鹿児島県

（理由）①教職教養と一般教養が課される　②教職教養に比べ一般教養の出題数が多く配点が高い　③図形や確率、組合せ、特別支援、教育基本法や教員の服務、西洋教育史に登場する有名な思想家など頻出分野にも類似性があり　④空欄補充問題や正誤判定問題が多い

 

埼玉県・さいたま市

（試験問題が近似する自治体）宮城県・仙台市

（理由）①教職教養と一般教養が課される　②科目ごとの出題比率がほぼ同じ　③一般教養での「音楽」「家庭」からの出題や漢字や語彙、古典を中心とした「国語」、生徒指導、いじめ、特別支援、教育基本法や教員の服務、日本教育史に登場する有名な思想家など頻出分野にも類似性があり　④4肢択一など試験形式もほぼ同じ。　

 

千葉県・千葉市

（試験問題が近似する自治体）奈良県

（理由） ①教職教養のみからの出題　②問題数が30問で同じ（※ただし2020年千葉県・千葉市は新型コロナの為20問）　③学習指導要領、教育基本法、学校教育法の基本的な知識が問われ、道徳教育、生徒指導、いじめ、特別支援、人権教育、キャリア教育、など頻出分野にも類似性があり　④文部科学省から発出される通知等からの出題が多い

 

ちなみに宣伝となり恐縮ですが、弊社の「自治体別模試」の作成者は原則自治体ごとに異なりますので、本試験の練習の意味を込めて関東エリアの通学講座生は「自治体別模試」を2自治体まで無料で受験いただいております。

 

②答案練習会、もしくは模試を受験する

答案練習会もさることながら、特に自治体別の模試は各予備校が総力を結集して作成する「予想問題」です。受験しない手はございません。

特に2021年夏試験は、GIGAスクール構想やICT教育に絡んだ出題、「令和の日本型学校教育の構築を目指して（答申）」からの出題が予想されます。これらは過去問題集を見ても載っておりません。月刊誌を除く書店で販売されている書籍にも載っておりません。

 

明日は、論作文、人物試験対策についてお話しさせていただきます。

 

 

 

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