東京アカデミー熊本校
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みなさん、こんにちは。
第111回看護師国家試験まであと1年!まずは看護師国家試験について知りましょう!
第110回看護師国家試験のデータは合格発表後に分析するとして、過去の国家試験を振り返ります。
■看護師国家試験は国の方針など様々な要因を反映して難易度もみなさんが気にする「合格のボーダーライン」必ずしも一定ではなく、毎年変化します。
■出題基準と合格基準を知る。
①まずは出題基準をしっかり押さえ、「やるべきこと」を明確にしましょう。看護師国家試験問題は、専門家が何度も練り上げて作った「出題基準」をもとにしており、第107回試験から「改定出題基準」に沿って出題されています。
②必修80%、一般+状況設定70%を確実に得点しよう。
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第104回 (2015年) |
第105回 (2016年) |
第106回 (2017年) |
第107回 (2018年) |
第108回 (2019年) |
第109回 (2020年) |
第110回 (2021年) |
ボーダー (満点) |
159点 (248点) |
151点 (247点) |
142点 (248点) |
154点 (247点) |
155点 (250点) |
155点 (250点) |
? |
得点率 |
64.1% |
61.1% |
57.2% |
62.3% |
62.0% |
62.0% |
? |
当社調べ 必修平均点 |
45.9 |
46.5 |
44.9 |
43.3 |
45.1 |
45.0 |
46.9 |
当社調べ 一般+状況 平均点 |
189.8 |
182.7 |
172.5 |
187.1 |
187.2 |
183.5 |
186.4 |
受験者数 |
60,947 |
62,154 |
62,534 |
64,488 |
63,603 |
65,569 |
? |
合格者数 |
54,871 |
55,585 |
55,367 |
58,682 |
56,767 |
58,514 |
? |
不合格者数 |
6,076 |
6,569 |
7,167 |
5,806 |
6,836 |
7,055 |
? |
合格率 |
90.0% |
89.4% |
88.5% |
91.0% |
89.3% |
89.2% |
? |
厚生労働省が定める合格基準では「必修問題の正答率(80%)と「一般+状況設定の正答率」の2項目につき基準値を満たしていることが明記されています。
「一般+状況設定問題」の合格基準は毎年変わります。最低でも70%の得点ができるよう、しっかり学習しましょう。
■合格率の推移を知る。
ここ数年、合格率は90%前後で推移していますが、不合格者数は年々増加しており第106回では7,000人を超えました。今後も看護大学・学部の増加等から受験者数・不合格者数は増加する可能性があります。
■第109回国家試験 すべての受験生のうち現役合格は94.7%、それに対し既卒者の合格率は37.4%
既卒生の合格率は現役生に比べて格段に低くなっています。現役生は、学習環境が整っている学生のうちに一発合格する力を身につけましょう。
まとめ
①65,000人が受験する大きな国家試験です。
②ここ数年は合格率は90%前後で推移しています。
③一方で不合格者は7,000人程です。
④必修は8割、一般+状況設定は7割取れれば安心です。
⑤現役一発合格をしておかないと、既卒者の合格率は格段に厳しくなります。