東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
令和3年1月26日(火)に実施されました「全国的な学力調査のCBT化検討ワーキンググループ(第7回)」の配布資料、議事要旨が3月3日(水)に文部科学省のHPに掲載されていましたのでご紹介します。
「CBT」とはComputer Based Testingの略称で、今後小・中・高等学校における学力調査を紙の試験ではなく、コンピュータを使った試験にしようとする動きの事です。
本日は試験をCBT化することによるメリット・デメリットを少し考えてみましょう。
メリットは下記のようなものが挙げられます。
・問題・解答用紙の印刷、保管などの手間やコストが省ける(ペーパーレス化)
・任意のタイミングで実施が可能になる
・集計作業が簡単で正確、結果の開示が迅速に行うことができる(教職員の指導改善に生かしやすくなる)
・年度間の比較が可能になる 等です。
逆にデメリットとして下記のようなものが挙げられます。
・ICT機器に慣れておらず、個人間に一定の差がある
→全国的に見てもICT機器の普及率は格差があり、それに伴い個人のスキルにも差が認められる(学力以外の能力により影響が出る可能性がある)
・通信環境の整備が必須で、通信トラブルが起きた時の対応をどうするか(課題) 等です。
2023年度中の実現を目指していた「GIGAスクール構想」が2020年度中の完了を目指すと前倒しになったこともあり、こちらの学力調査のCBT化の検討も急ピッチで進んでいます。
現場で働く先生はもちろんのこと、これから教員採用試験を受験予定の学生の皆様、社会人の皆様も今後の変化に注視してください。
詳しく知りたい方は文部科学省HPをご覧ください。