東京アカデミー鹿児島校
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みなさんこんにちは、チューターのTです。
今回は教養試験における時間配分についてお話ししたいと思います。公務員試験の一次試験を受けるうえでどうしても意識してしまうことが時間配分です。特に教養試験では、文章理解や判断・数的等の分野で一問にかける時間が長くなってしまいます。私も昨年模試を受けていくなかで、時間の足りなさを感じる場面が幾度となくありました。受講生の皆さんの中にも、これまで受験してきた模試や、これから受験する模試等で時間が足りずになかなか点数がとれないと思い悩むこと方もいらっしゃるかと思います。そのような方向けに、私が時間配分どのように向き合ったのか参考にしていただければ幸いです。
私は二つのことを意識しました。一つ目は、すべての問題を解こうとしないことです。
これは全員にあてはまるものではないのかもしれませんが、私のように一つの問題にある程度時間をかけたい人間にはこのやり方が適していると思いました。公務員試験は各試験ごとに、目安となるボーダーラインが設定されています。そのラインを超えるためには、不確実に多くの問題を解くことよりも、確実に解ける問題を試験の中でいかに増やすかが重要であるというのが私の考えです。私の場合は苦手な空間把握や自然科学、時間がかかる資料解釈の問題は後回しにして、時間が余ったら解くようにしていました。どの分野を後回しにするかは人それぞれですし、試験まで時間がある段階では講義の復習だけで精いっぱいだと思います。今後自分の中で得意な分野と苦手な分野が明確になれば、苦手な方を完全に後回しにして解く方法も試してみるといいかもしれません。
二つ目は,本番を想定して日々問題を解くことです。
もう少し具体的に言うと,本番での時間配分を意識するということです。そのためには,試験中どの分野にどれくらい時間をかけるかという目安を設定する必要があります。私の目安は以下の通りです。
試験時間:2時間20分(想定)
・文章理解 約40分
・判断推理,数的推理 約1時間
・資料解釈,空間把握 約20分
・一般知識分野 約20分
当然時間配分は人それぞれだと思います。また、一つ目のところでもお話ししたように、上記はある程度後回しにする問題を考えながらの時間配分になっています。私は比較的得意な文章理解と判断・数的でなるべく点数がとれるように、設定した時間内でそれらの問題を早く解く練習をしていきました。私は出た問の実践編を活用して、判断・数的の問題を1時間という時間を設定し、出題パターンを念頭に置きながら解くことと、文章理解の問題を40分で解くことを、1日ごとに実践していきました。この勉強をくり返していくことで、試験での時間配分に体を慣らしていきました。早い時期は、まだ知識をつけて、解き方身に付けているところですので、まずはそちらの方に力を入れるべきです。私もこのやり方を実践したのは2月頃になります。習った解き方で出た問の基礎編レベルの問題ができるようになれば、ひとつこのやり方を実践してみるのもいいかもしれません。
このような点を意識して取り組んだ結果、私は教養試験で安定した点数を取ることができました。決して1,2位を争うような高い得点ではなかったですが、それでも合格に必要なラインはこえていました。教養試験で点数が安定するようになれば、専門試験でどれくらいとればいいという目安が明確になると思います。前にもお話ししたように今回の話は今すぐに役立つ方法というわけではありません。本試験が近づいてきましたが、参考にしていただければと思います。
最後まで読んでいただき,誠にありがとうございます。