東京アカデミー鹿児島校
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皆さんこんにちは、国家試験担当の東です。
先日の記事では東京アカデミーで集計した第110回看護師国家試験の採点データの一部をご紹介しました。
平均点は必修、一般・状況設定問題ともに昨年よりアップしましたが、科目別の正答率をみると「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」が正答率ワースト1・2となりました。
ちなみに過去3年の一般問題の人体・疾病の正答率は以下の通りです。
108回:人体 45.6% / 疾病 62.6%
109回:人体 53.3% / 疾病 63.4%
110回:人体 55.5% / 疾病 49.8%
(東京アカデミー集計 看護師国家試験本試験採点データより)
例年多くの受験生が難しいと感じている分野だと分かります。
これから国家試験対策の勉強を始められる方も、人体・疾病の基礎からの積み重ねを大切にしていきましょう。
そして今日は、第110回試験を踏まえて、第111回試験受験の方がこれからどのように対策をしていけば良いか、ポイントを2点お話したいと思います。
1.出題基準を確認する💡
国家試験の問題は全て出題基準から出題されます。
「出題基準なんてあるの?そんなのどこで見られるの?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
過去問題集を購入されたことがある方は、問題集にほとんどの場合付いています。持っていない方でも、厚生労働省のホームページで見ることができます。
出題基準の中でも特に、必修問題について一つ一つ確認していくことをお勧めします。
必修問題は50問中40点を取らないといけない基本的な問題です。必修問題の出題基準の小項目は269個しかありませんし、全てが一般問題、状況設定問題に繋がりますので、無駄なことは一つもありません。
今からならまだまだ時間がたっぷりありますし、基本的な部分になりますので、必修から始めるのは1つの方法だと思います。
2.繋げて覚える・理解をして覚える💡
近年の国家試験の傾向として、より臨床に近い問題が出題されているというのは聞いたことがあるかと思います。
また、過去問と同じ疾患からの出題でも、聞かれ方が異なっていたり、状況設定問題でも膨大な検査データからアセスメントをしていく問題や、複数科目が統合された問題などが出題されていますので、これからの国家試験ではただ単に過去問を解くだけ、暗記するだけでは合格出来ません。
自分で考えながら理解することや、解剖→疾患→看護と繋げて理解をすることが重要です。
国試の勉強の際はもちろん、実習の時などでも、この疾患はどう起こるか?なぜこの処置をするのか?使う薬剤は?他に大事なポイントは?関連する疾患は?・・・・などを同時に考え、自分で説明出来るまで勉強していくと、たくさんの知識が付き、それらが繋がっていることで、より忘れにくく確かなものになります。
ちなみに、東京アカデミーの講習会は全てそういった講義になっておりますので、機会があれば是非受講してみて下さい。より、繋げて考えることの意味が分かって頂けると思います。
最高学年は実習、就活、国試対策・・・と本当に忙しくなります。
本番前になって焦らないように、少しずつでも良いので、国試対策を行っていくことをおすすめします。
本日はブログという形で、第110回国試を振り返りながら、今後の対策方法をお話させて頂きましたが、
東京アカデミー鹿児島校では、国家試験の傾向について詳しくお話させて頂くイベントを開催致します。
4月4日(日)10:00~11:30
参加費:500円
先日実施された第110回の国家試験を踏まえ、国家試験の傾向や、今後の対策方法を国家試験専門予備校講師がお伝えいたします。
第111回看護師国家試験に合格するために、まずは国試について知ることから始めてみませんか?
お申込みはコチラからお手続きください。皆さんのお申込みをお待ちしております。
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