東京アカデミー広島校
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今回のテーマは、文章理解の勉強方法についてです。
文章理解は、「現代文」と「英文」の長い文章を読み、限られた時間内にその内容が把握できているかどうか、またその要旨が理解できているかどうかを試す科目です。
文章理解は、他の科目に比べて、特に予備知識を必要とするわけではないため(もちろん、単語や文法などの基礎的な知識は要する)、
勉強してもしなくてもそれほど得点に変わりはないだろうと誤解する受験生が多いものです。しかし、解法パターンを知り、対策を立てれば、確実に得点源にできる科目です。
今回は文章理解のうちの「現代文」についてお話しします。
文章理解の現代文は、3~6問出題されています。問題内容は論説文が中心です。
出題形式は、文章の趣旨や要旨、筆者の主張を問うなど、内容を把握するものが半数以上を占め、
他には、文中の空欄にあてはまるものを問うもの(空欄補充)、文章を並び替えて意味の通る内容にするもの(空欄整序)が出題されます。
読解のポイントとしては、まず本文中の接続詞に下線を引きながら読み進めてみましょう。
文章の変わる「しかし」「ところが」や、まとめに入る「したがって」「つまり」などは特に要注意です。
繰り返し出てくる「キーワード」にも注意しましょう。また、多くの場合、要旨は最終段落または初段落に述べられていることが多いです。
どうしても時間が足りないときは、最初と最後の段落のみ目を通して解答してしまうのも一つの手です。
空欄補充については、空欄にあてはまる語句を別の言葉でいい替えている箇所が本文中に見つかるはずです。
また、空欄部分がその文章のキーワードとなっている場合も多いです。選んだ肢を実際に空欄にあてはめ、不自然な流れになっていないか最後に確認しておきましょう。
文章整序については、接続詞・指示語がカギとなります。ともに下線をひきながら読み進め、手をつけやすいところから文章を繋げていきましょう。
なお、ある程度つながったら、残りの部分は選択肢から逆に推測していくのも時間の短縮に有効です。
この科目に多くの時間を割く必要はありませんが、時間を決めて毎日少しずつでも過去問にあたってください。
次回は、文章理解の「英文」についてお話しします。