東京アカデミー鹿児島校
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東日本大震災から今日で10年となります。
震災によって被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
また被災地におきまして復興支援の活動にご尽力されている方々へ深く敬意を表します。
一日も早く心安らかに過ごせる日が来ることをお祈り申し上げます。
こんにちは,東京アカデミー鹿児島校チューターのRです。
今回は,公務員試験では欠かせない「併願受験」について,私の経験を踏まえながら書きたいと思います。これからいよいよ試験を申し込むという方,そして来年以降公務員試験の勉強を始めるという方も,是非お読みいただき,参考にしていただければと思います。
まず公務員試験は,基本的に複数の職種の試験を受験することができます。実際に私も国家公務員や地方公務員を含めて11の試験に受験申込をしました。(実際に受験したのは8つの職種でした)もちろん,第1志望の職種や自治体などに最終合格し,内定をもらうことができればそれが1番です。ですが,公務員試験はどの職種であったとしても倍率が高かったり,採用人数が少なかったり,希望が叶わないことも多いです。第1志望の職種に強いこだわりのある方以外は,おそらく1年で決め切りたいと思いますから,受けられる限り併願をしておくことで,合格可能性を上げることにもつながるかと思います。
もう1つ,併願することのメリットとして,試験慣れすることができるという点があります。
1次試験もそうですが,特に多くの試験の2次試験や3次試験で課される面接は多少の慣れや経験があるとより本来の実力を発揮しやすいと思います。例えば,第1志望の試験の前に2つ3つと面接を経験しておくと,雰囲気やどういう質問が来るのか,そういったことを事前に把握しておくことができます。これは大きなアドバンテージになりうるでしょう。
では,実際に併願をするにあたって,どのような形でできるのかと,行政系志望の場合で例を挙げるとするならば・・・
・4月下旬 国家総合職
都道府県など 行政特別枠
・5月上旬 裁判所職員一般職
・6月上旬 国家専門職(国税・財務・労基など)
中旬 国家一般職
下旬 地方A日程(道府県・政令指定都市の集中実施日)
・7月上旬 国立大学法人
中旬 地方B日程(大規模な市などを中心に集中実施日)
・9月下旬 地方C日程(多くの市町村の集中実施日)
都道府県中級試験
・10月下旬 地方D日程(市町村の集中実施日)
以上のように,時期をずらして多くの試験が実施されています。つまり,試験日程が被らなければ多くの試験を受験することができます。このほかにも,受験地を選ばなければ東京都特別区の試験など,自治体によってはさらに受験することも可能です。そして,特に注目して欲しいのは,道府県の試験です。基本的に道府県の試験は大卒程度の上級,短大卒程度の中級,高卒程度の初級の3種類の試験があります。ですが,「程度」とついているように,年齢制限さえ条件を満たせば,中級でも受験ができるのです。例えば,鹿児島県であれば,6月下旬の大卒程度試験を受験し,さらに9月下旬の短大卒程度の試験まで受験すれば,同じ県の試験を2度受けることも可能なのです。
併願をすることで,もちろん受ける試験も増える分,負担は増えます。特に遠方の試験を受験すれば金銭的にも負担が増します。その点を自分でも考えながら,併願を可能な限りし,そしてより合格に近づいていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。