東京アカデミー松山校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー松山校の教員採用試験対策担当の石井です。
昨年、一般教養試験が廃止となり、教職教養対策の重要度があがった愛媛県ですが、これから本格的な対策を始めるにあたって、その教職教養について、まずは出題頻度の高い3つの項目をまとめておきたいと思います。
Ⅰ.教育原理 学習指導要領
愛媛県の教職専門で出題される学習指導要領の問題は、ほとんどが「総則」からの出題であり、特別支援学校の学習指導要領を除くと、およそ90%以上を占めます。2020年夏の教員採用試験(教職教養)では大問1問の出題がありました。また小学校・中学校・高等学校学習指導要領の総則は、若干の表現の相違がある(小学校では「児童」が中高では「生徒」、小中の「総合的な学習」が高等学校では「総合的な探求」、など)ものの、ほぼ同じ内容の部分より出題されています。
Ⅱ.教育法規 教育基本法
教育基本法について、過去10年間の中で出題されなかった年はありません。この傾向を踏まえると2021年夏の試験でも出題されることは容易に想像できます。頻出は、第1条(教育の目的)、第4条(教育の機会均等)、第9条(学校)、第10条(家庭教育)です。
Ⅲ.教育法規 学校教育法
学校教育法について、過去10年間の中で出題されなかったのは2013・2020年の2回だけで、出題率80%にもなる重要な法規です。条文の多い法規ですが、過去の出題は第3、6、11、12、16条に限られています。範囲が広く絞り込みにくい学校教育法ですが、教育時事関連として出題が多く見られる条文があります。コロナウイルスの影響で、第12条や第19条の条文は出題される可能性がありますので、他の法規と関連付けながらまとめていくとよいでしょう。