東京アカデミー広島校
ブログ
こんにちは。広島校チューターのMです。受験生の皆さんが疑問に感じていることについて、実際に2020年度受験した体験をもとにお答えしていきたいと思います。
今回は、「併願受験」についてです。
公務員試験において、併願受験はできるだけ多くするべきだと言われています。ただし、受験するだけ勉強の負担も多くなってしまうと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
併願受験のメリットは、やはり「場慣れ」だと思います。
周りの受験生が試験開始まで何をしていたか、休み時間がどれくらいあったかなどを何回か経験できれば、志望先の試験会場でも落ち着いて自分なりの行動が取れるのではないかと思います。私の場合、試験の休憩時間にはラムネ(ブドウ糖)を食べながら短期記憶できる項目を頭に入れていました。
また、「本番の試験」という緊張感の中で問題を解くのは、普段とは違った感覚です。解く順番や時間配分は大丈夫かチェックができることも、併願受験のメリットだと思います。
一方で、併願受験することで苦労した点もあります。それは、「併願先特有の科目・傾向」です。
志望先によって勉強する科目の比重も変わりますが、どうしても後回しになる科目や、手がつけられない科目が出てきてしまいます(国税併願だと会計学・社会学、国家一般職だと行政学などでしょうか)。第一志望の試験種を睨みつつ併願対策をするのは、勉強面というよりも精神面で苦労しました。
実際は、手つかずの科目の対策が不十分でも案外大丈夫だったのですが、直前期ということもあって「あれもこれもやらないと…」という気持ちになり、必要以上に焦ってしまったかなと感じています。併願先に合わせた学習は、1次試験本番1週間前くらいから集中的にやれば大丈夫だと思います。
皆さんも、メインで勉強している科目の基礎が固まっていれば、対策が不十分な科目が少しあっても十分戦えるという意識を持って、効率よくそして穏やかな気持ちで直前期の時間を使ってください。