東京アカデミー東京校
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こんにちは!東京アカデミー東京校の公務員担当です。
本日のブログでは、「論理的思考力(logical thinking)」について取り上げたいと思います。公務員試験は「暗記(記憶力)」だけで攻略できるような試験ではありません。面接試験や論文試験、一部の筆記試験でも「論理的思考力(logical thinking)」は問われます。
ここでいう「論理的思考力」とは、「個々の知識を体系化する力」を指します。いろいろな糸(素材)をたくさん集めれば、きれいな服をたくさん作ることができますが、ただ集めただけではダメで、それらを編まないと服にはならないわけです。この編み棒(あるいは織機)に相当するのが「論理的思考力」なのです。
数的推理や判断推理などの問題を解く場合でも、解くための知識はあるのに、それらを使いこなせていないために問題が解けない…。論文試験でも、出されたテーマに関する知識はあるのに、評価される論文が作成できない…。
このような状況に陥ってしまう原因の一つに「論理的思考力」があるのです。
例えば、面接試験で面接官からの質問に答える際にも、話したいこと、アピールしたいことはあるのに、上手く話として繋がらない。何とか頑張って話してはいるけれど、話しながら自分が伝えたいことが分らなくなってくる……実はこのようなことは非常によくあることなのです。
面接官の質問に対し、自分がアピールしたいことを上手く伝えるためには「論理的思考力」が欠かせません。自分が経験したこと、取り組みたいこと、調べてきたことなど、様々な材料(素材)を論理的思考力(編み棒)で上手く組み立てることで最適な回答を伝えることが可能となります。
さて、「論理的思考力」の鍛え方には色々な方法がありますが、代表的なものに「結論から話す(考える)ようにする」というやり方があります。
模擬面接などの面接試験の練習の段階から、結論先行提示型で自分の回答を考えるように癖をつけておくと、段々と「論理的思考力」が身に付いていきます。ちなみに、論文作成でも結論先行提示型で考えるようにすることも可能です。
公務員試験合格のためには、知識学習も欠かせません。しかし、一定の知識が習得できたら、次にやることは「論理的思考力」を鍛えることです。知っている、覚えているだけで解ける問題もありますが、公務員試験の中には知識を正しく使いこなさなければ解けない問題もたくさんあるのです。ましてや、人物試験などは知識だけで突破できるはずもありません。公務員試験合格を目指し、「論理的思考力」を鍛えていきましょう!