東京アカデミー広島校
ブログ
こんにちは。広島校チューターのMです。受験生の皆さんの疑問や不安について、実際に2020年度受験した体験をもとにアドバイスしていきます。
今回は、「時間配分と解く順番」についてです。
得点を伸ばすにあたっては、解くスキルをつけることはもちろんですが、限られた時間内で、どの順番で、どの科目にどのくらい時間をかけて解くかということも重要です。今回は、教養試験に焦点を当てていきます。なお、紹介する内容が正解というものはなく、受験生によって向き不向きもあるため、あくまで一例として見ていただければ幸いです。
試験時間が140分の場合、次のような順番と時間配分で解いていました。
①文章理解:30~35分
②知識系科目(時事・自然科学・人文科学・社会科学):25~30分
③一般知能
数的推理→資料解釈(ここまでで20分)→空間把握→判断推理:80分
最初に文章理解を解く理由は、時間の余裕があるうちにしっかり解ききりたいからです。文章理解は出題数も多く、一般知能と併せて教養試験の軸になる科目です。後半に焦りながら解くよりも、最初にしっかり解答を導き出しておいた方が全体のスコアとして安定してくるのではないかと思い、最初に解くことにしました。
次に知識系科目ですが、これらの科目は暗記が占める割合が高めで、「分かる・分からない」がはっきりしやすいと思います。そのため、分かる問題はもちろん解き、難しくて解けそうにない問題は時間をかけずに進めて(私の場合、悩んだときは②をマークする)いきました。
そうして、最後に一般知能を解くことにしました。初めて模試を受けた際に順番通りに解き進めていると、一般知能の問題にこだわりすぎて、知識系の問題に時間をかけられず冷静さを欠いてしまったという失敗をしました。また一般知能は、どれが解ける問題で、どれが諦めていい問題かという判断が難しい(特に判断推理)と思います。後に解く問題を残しておくよりも、一般知能に集中できる状態の方が落ち着いて問題に向き合えると思い、最後に持ってくるようにしました。
一般知能については4分野の解く順番も決めていましたが、こちらはまた次回詳しくご紹介します!